佐藤俊一          アイ・マイ都々逸 川越風味

 

同人一覧に戻る

               6月24日 ZOOM例会

               
               

















               4月22日  ウェブ例会作品

                




               
               
               










「どこの・ど・どいつ」2018年1月     佐藤俊一

 

■逃げた「はれのひ」

着れぬ振袖 ない袖振れぬ 切れた成人 「はれのひ」に

 

■カヌー選手:禁止薬物事件

五輪出たくて 一服盛った!? 笑えませんな クスリとも

 

■大相撲:土俵の外の熱戦続く

大相撲 審議(真偽)あやふや もの言いついて 伝統多難の 幕が開き

――ホント、前途多難ですね。

 

あやふやな 真偽(審議)の境界(協会) でくのぼうかよ 

あぐら太鼓が 泣いてます

――伝統にあぐらをかくようじゃ、やぐら太鼓が‥。

 

得意技だよ 伊之助べえの 酔った寄ったで 上手なゲイ~

――結局、土俵を去って、人生の仕切り直しってか。

 

■京のわらべ唄:

♪姉三六角蛸錦‥雪駄ちゃらちゃら魚の棚

――これは京都の通りの名を読み込んだわらべ唄。「六角」は、日本のいけばな発祥の地、紫雲山頂法寺「六角堂」があることから六角通りと呼ばれているわけですが。最近の池坊さんの夫人の言動はいただけない。

 

♪姉さん六角 でくのぼうだよ 雪駄ちゃらちゃら 嘘八角(発覚) 

 

――「相撲」は「角力」ともいう。いずれも当て字なんだそうですが。いかつい力自慢の大男のイメージが喚起される字ですよね。

八角ごり押し たくらみ発覚 姉さん六角 でくのぼう

 

角力だもの 土俵は八角 丸くおさまる わけがない

 

■「もとうた」への返歌球

夜くらい しっかりしてよと 言われるけれど そうそう燃えない 粗大ゴミ

そうそう燃えない 粗大ゴミでも 分別忘れて 燃えあがる

 

今はもう 粗大ゴミでも 分別捨てりゃ 燃える大ゴミ(醍醐味)ありかもよ

 

お尻に惹かれて 女房にしたが 今じゃお尻に 敷かれてる

お尻に敷かれて いるうちゃいいよ 今じゃお尻に 轢かれてる

 

一回させろと 言ったは昔 一回きりねと 今言われ

わたし1かい(階) あんたは2かい 夫婦別床 あたりまえ~

 

とつぜん女房に 三くだり半を 出された私は 三こすり半

女房に出された 三くだり半は 三こすり半への あてこすり

 

――関連して、ひとつ川柳風の返歌球を。

恐妻家 三くだり半を そっと出し

 





2017年:ジョークサロン9月作品

【どこの・ど・どいつ返歌球】         佐藤俊一

 

■秋なのに、まだあちこちで「ふーりん」が。

♪ふりんふりん あつさの名残り wふりんが 世間のつめたい 風に鳴る

 

(女優・斉藤由貴とw不倫の主治医とやらが‥)

 パンツかぶった ひょうきんものが ちまたにちんれつ さらしもの

 猫をかぶって いるかと思や パンツかぶって いただけよ

 噂の恋は はかないものね パンツかぶって はかないわ

 

■民進党・山尾志桜里氏。不倫報道で幹事長どころか離党処分に…。

 のぼりつめたい いただき見せて 山を(尾)おりろの この仕打ち

(「幹事長落ちた、日本死ね~」って心境だったかな)

 

 山を(尾)おりても 平ちじゃいられぬ しおりしおれて 離島(党)ゆき

 

 山くずし 駒をぬいたら よドミノ式に みんしん離れて 山くずれ

 

■民進党のていたらくに勝機を見て安倍氏が解散選挙へ。

大義なし あたま画策 私利かくさずの 解散選挙に 500億 

(え、600億だってか!?

 

受け皿なしと なめきってたら “鬼謀”の党が 名乗り上げ 

(♪いけいけごーごー 小池や~、ってとこですかな)

 

■秋のお彼岸に、親父の墓参りに行ってきた。その朝のこと――。

鏡のなかに 亡父(おやじ)を見つけ 苦笑いする 秋ひがん

 

■秋のお彼岸に因んだ、「どどいつ」といえば、こちら。

【女房にゃいえない ほとけができて 秋の彼岸の まわり道】

(そして、自作の返歌球)       ↓        ↓

 女房にゃ言えない ほとけができて 秋のひがん(悲願)は お手合わせ

 

■こんな「どどいつ」がありました。

【惚れちゃいるけど 言い出しにくい 先の手出しを 待つばかり】

(返歌球) ↓             ↓

 先に言いなよ 惚れてもあげる 早く手を出せ おアシ出せ

(やっぱり、カネかい)

 

■秋の渡りの季節もそろそろ。ということで、この秋の私の目標は――。

 飛ぶ鳥を 落とすことなど できないけれど 小ぶとりの肉 落とそかな



どこの・ど・どいつ返歌球

(2017年8月)佐藤俊一

 

■思えば、この夏は暑いというより、熱かったですねえ。

時計の針さえ 重なる刻(とき)に わたしゃたんしん ふみん症正気払いの 酒でも飲もか 浮世は夢よ ただくるえ

 

■でも長雨もあって、気がつけばミンミンゼミがやたら切ない声で鳴いてました。

恋のお相手 おめもじならず 影も見んみん みーんみん

出逢ってないのに もうあきがきた 焦りしグレる 蝉の声

 

■相変わらずの不倫報道「一線は越えていません」が流行り言葉!?

――今井絵理子とお泊り不倫の橋本建神戸市議「一線は越えていません」だって。

いっせんは越えていません 一緒にいても常にいっせん画します

そりゃ、隠します。

 

――橋本市議、今度は政活費の架空発注疑惑700万

越えていません いっせんだけは おさえてますよ 700で

(1千じゃなかったのね)

 

――宮迫博之・小山ひかる。不倫謝罪で「魔がさした」と。

ひかるンだもの 後光がさして つい目がくらみ まがさした

(「文春砲」が水さした!)

 

■イージス艦がタンカーと衝突。先頃はコンテナ船と衝突。

コンてな具合に ぶつかっタンカー イージーミスか イージス艦

 

■しのびよるあき

紅を落として おんながひとり あきの気配に 涙ぐみ

 

■対立・憎悪ばかりを煽る国際政治を見ていると…ハードコアポルノのほうがよっぽど。

人種・国境 性差も超えて ハダカの交歓 YOUとピュア

 




どこの・ど・どいつ:返歌球    佐藤俊一 2017年6月末

 

■人気俳優・小出恵介の淫行騒ぎ。

①男と女の 間の川を コイデいったら 泥の舟

②カネも明日も ひと夜のコイデ 棒にふったか 剛毅だね

③ひと夜遊んで すべてを失くす 高ネに過ぎた コイデした

④こいに淫した けいすけべーは つういん中かな いんこう科

⑤何ていうだろ 赤塚センセは ♪コイデいいのだ ん!?ニャロメー

 

■都議選応援で稲田防衛相が失言…。

  またもぬかった 稲田しつげん どこまで続く ぬかる身ぞ

 

■暴言議員・豊田真由子の異名はピンクモンスターだって。

①「このハゲー!」ハゲと予備軍 敵にまわした 

♪わたしピンクのモンスター

②ボーゲンも スキーだったら 許されるけど まゆにツバする 大暴言

  スキーならボーゲンくらいはOKだけど 

ソリが合わなきゃ 暴力よ (好きーでも暴言はヤダっ!)

 

■加計学園。ふってわいた学園紛争

①総理のふところ 内カクえぐりゃ 強しんぞうも 焦り気味

②勝ちが決まった カケごとだった なぜにいまさら せめられる

③罪は忖度 したヤツにあり!?  とかげの尻尾も ぶち切れそ

④まずは初動に ごまかしありき 殊勝(首相)な方とは 思えんわ

⑤高い支持率 つい頭も高く 図にのりすぎた 強しんぞう

⑥カケごとは 勝てるとふんだ とかげ(陰)の尻尾

踏んでいたのは 虎の尾よ

 

■原薬に中国製鎮痛剤混入…。

①クスリとも 笑えぬ事態に 業界痛てて ちんつう剤でも のみますか

 

■湿布薬を間違って買ってしまった…。

①湿布薬 冷感欲しくて 温感買った そんなわたしは 鈍感か

下で女房が「ビン・カン捨ててー」

 



どこの・どどいつ・返歌球      佐藤俊一

(2017年5月24日)     

  

■ふりんの花咲く季節:葉加瀬太郎氏の“路チュー”報道。

恋の花 咲かせたろうの 不倫がばれて 妻子に恥を かかせたろう

恋の花 咲かせたろうの 不倫報道 きっと妻子を 泣かせたろう

恋の花 咲かせたろうの 不倫がばれそ はかせたろうかと 妻が言い

 

――キャスター&女優・菊川怜の夫IT長者(龝田誉輝=あきたよしてる)に捨てた第4の・・・。

きっと、こんなふうに言ったんだろな~。

アキタから おまえとはもう ヨシテルわけよ 舌しかださぬ カネ出さぬ

アキタから おまえとはもう ヨシテルわけよ IT(逢いてー)なんて もういうな

 

――海の向こうもフリン騒動。もと米大統領補佐官のマイケル・フリンの密会相手はロシアのもと駐米大使キスリャクだったそうで。

ロシアと密会 フリンの相手 キス略なんて せっかちね

マぬけのマイケル イケルと踏んで ロシアと密会 フリンばれ

あこがれの 白いおうちを 手にしたとたん フリン疑惑で 追い出され

 

――籠池騒動。

カゴに乗る人 かつぐ人いて その「カゴ行け~」で おちる人

 

――自民・大西英男議員のヤジ騒動に。

政治屋は おうオオニシて 懲りない面々 ヤジをとばして ドジを踏み

ヤジ馬が 頭かくして 尻馬にのり 馬脚あらわす ドジを踏み

政治屋は おうオオニシて ドジなやつだよ ヤジをとばして 首とびそう

 

――東京都政だけじゃない。八九三渡世も分裂相次ぎ。

この世は任侠 紙ふうせんだよ 義理と人情 はかりカネ

高倉健さん この世を去って もはや任侠 紙ふうせん

この世は任侠 紙ふうせんだよ われらが健さん もういない

 

――月2回1年24回の「酒」の連載を終えました。で、禁酒をしました。

酒もタバコも どうにか捨てた とうに女は・・・捨てられたー (;^_^A

 

――2カ月間、禁酒したところで、またお酒の連載に関わることになりまして。

遠ザケてたのに またよりもどる まるで悪女の 深なサケ

なサケがあだたぁ なサケないわえ なぁサケは人の ためにある~

 

■今月の返歌球~。

<もちかけられて 乗れないものは 人の女房と 口車>

――上がお手本の都々逸。そして、私の返歌球はこちら。

のりたくたって のれないものは 下手なカラオケ 人の妻

免許くるまで 待つこともなし すぐに乗れます 口車

すぐに乗れます 免許もいらぬ だから危ない 口車

同乗禁止 なさけにのまれ のっちゃ危ない 口車



■どこの・どどいつ・返歌球 佐藤俊一(2017年4月27日)

 

ここ何年か、筆字の手習いを続けています。

「どどいつ」のひと節なんぞを詠んだときに、筆で書きつけられたらいいな、

というのが動機でした。毎回、先生がお手本に書いてくれるのは昔からある都々逸です。

4月最後の週のお手本は、こんな「どどいつ」でした。

 

この膝は あなたに貸す膝 

あなたの膝は わたしが泣くとき 借りる膝

 

この「どどいつ」に、私が“返歌”球として冗談でつくった「どどいつ」が、これ――。

わたしの膝は あなたの枕(まくら)

立つぞ裏切りゃ 夢枕

 

もうひとつ、まいりましょうか。

眠るなら 膝まくらより

膝蹴りしよか すぐにまっくら 星も出る

 

このところ、仕事に追われて「ジョークサロン」の例会に参加できず、

なかなか趣味の都々逸も創ることができません。

また、ここ何年も続けていた「ツイッター」も、ときどきのぞいてはみるものの、

ほかのお仲間たちのツイートを眺めるだけで、自分が書き込むことはあまりしていません。という自分の立ち位置を、どどいつにうたったら、こんな感じ、でしょうか――。(;^_^A

 

ツイッターが この世だったら

黙って見てる 俺の立ち位置 あの世かな

 



♦どこの・ど・どいつ 2017年1月(佐藤俊一)

 

▽怒鳴るど!トランプ 

・タネと仕掛けが手品にゃ要るが トランプマジック火ダネだけ

・大統領憎悪あおって火ダネをまいて ついに就任いい日だね

▽昭和は遠くなりにけり

・何言ってんのう残りは2年 もうへいせいではいられない

 

■返歌球

<湯たんぽが布団の中から転がり落ちて冷たくなってる久しぶり>

・湯たんぽも布団の外に転げて逃げて冷えたまんまの初春の朝

<こうしてこうすりゃ こうなるものと 知りつつこうして こうなった>

・こうしてこうすりゃ こうなるはずと 欲にだまされ こう(幸)ならず

・こうしてこうすりゃ こう(孝)なるものを 知ったときには 親はなし

 

<何事も なかったような 顔して帰る 白い化粧の 朝の月>

・事があったら ただでは済まぬ 弓張り月を 引き絞り

 

 

▽老い心地

・ゆるやかな下りに見えてそのじつ上りだまし絵のよな老いの道

・気がつきゃどっぷり首まで浸かるほろ酔い加減の老い心地

・老いの坂道ゆるゆる下るつもりでいたにまだ上り~

 

▽ね~んない ちどりのォ~♪。

・酒も飲まぬにインフルエンザで あたしゃねんない千鳥足

▽メタぼっち

真夜中はひとりぼっちよやたらめったらのみくい過ぎてメタぼっち





2016年10月25日  佐藤俊一さん レポート

10月の例会はお休みさせていただきます。 

仕事関連の予定で夕刻6時から10時くらいまで、都内某所です。

いま、「蟹(かに)」の食文化史を取材中なのですが、その関連で京都府木津川市の「蟹満寺(かにまんじ)」という寺院には「日本霊異記」に発して「古語拾遺」に受け継がれた<カニの恩返し>が伝承されています。

ヘビの嫁になることを約束させられた娘を、

昔、彼女に助けられたカニが救う、その恩返しにヘビと闘うという伝承譚です。

蟹満寺の山門には、大ヘビにしめ技をかけられながらも、返し技で逆襲して打ち破ろうとするカニの雄姿を刻んだ扁額がかけられていました。

そこで、ひとつ――都都逸でーす。 

「ヘビが仕掛けた 卍(まんじ)がためを いカニはずすか おん返し」 (;^_^A 

ということで、よろしくどうぞ。(佐藤俊一)

 

 





9月例会「どこの・ど・どいつ」  佐藤俊一

 

 

■返歌球

<時計の針さえ 重なる時が あるのに寂しく ひとり寝る>

▽時計さえ 針は捨てたに 女房の口にゃ きょうもチクチク 含み針

 

■蓮舫氏の二重国籍と党主選

▽せきを切ったよに 攻め立てられて やってられんほう いたいわん

▽れんほう制に マル(○)がついたよ れんぽう国家に なるかしら

 

▽国籍二重で 驚いてたら 県はどうする 三重県民

▽夏の花火は 二重は初歩よ 三重四重 五重芯

 

■芝翫(しかん)襲名の橋之助:禁断愛で「ふとくのいたすところです」

▽ふとくのいたす ところといいつつ 禁断どンすの 帯といた

▽禁断どすえの 帯ときながら 梨園の妻に しかンられ

▽ふとくしちゃって りえんの妻に しかンられたよ 禁断愛

▽リンゴじゃないのよ 禁断の実は りえんはナシの 失楽園

▽橋之助 太くのいたす ところだなんて 俺はそんなに 不徳ない

 

■豊洲市場の地下空間~汚染にキャラメル

▽コンクリの 箱の中身は おせんにからめる 甘い利権と にごり水

▽土は盛らずに お手盛り工事!? 地下(地価)は水増し やみ深し

▽地下は水増し ドジョウも出ない おせんにからめる 深い闇

▽地下は空っぽ ブラックボックス ドジョウもすまぬ 水増して

 

■坂口杏里 AV出演で借金返済?

▽あんりまあ! ぬげばひらける 裸で出直せ きっと未来が またみえる

 

BUS BATH BIRTH DAY

▽バスでおでかけ 温泉めぐり ハッピー「ばす」デイ 秋日和

 



■8月例会「どこの・ど・どいつ」    佐藤俊一

 

よねんごの メダルラッシュの 東京五輪 めざし今から よねんなく

ポケモンGOって 何のことやら 聞いた私は ぼけもんG~。

 

▼タレント弁護士 大渕愛子「法テラス」違反で処分

法にてらすと 契約違反よ 先取りじゃんけん あいこでしょ

都知事選 先出しじゃんけん 百合子が勝った 先取りじゃんけん あいこなし

 

袖すりあって 出逢ったふたり 袖にしあって 別れます

いくらせがまれ ねだられたとて ないそでふれず ふられたよ

 

三味線を ひくは至難(指南)よ わたしゃクシャミで 

風邪ひくだけの バチあたり

 

▼「大」の字を分解したら「一」と「人」

手足のばして 「大」の字に寝る 別れて一人の わびずまい

 

■酒飲みの大義名分

▼「失楽園」アダムとイブの楽園追放(J・ハミルトン)

失楽園は 食べたからだぜ 呑んでりゃずっと 天国よ

▼ビクトル・ユーゴー:「神は水をつくったが・・」

人がつくった 美酒には酔うが 神の水では 酔えやせぬ

▼オマール・ハイヤーム(イスラムの詩人はうたう)

酒飲みが皆 地獄へ堕ちりゃ 天国さびれる いっぽうよ 

天国さびれて 人影もなく 地獄は満員 日々祭り

天国にゃ 美酒の流れる 川があるなら 溺れないよに 慣れておこ

▼ギリシャの樽のなかの哲人ディオゲネス

どの酒が好き? いまさら聞くな 人さまの酒に きまってら




■ジョークサロン 7月作品       佐藤俊一

 

 

――まずは古典「どどいつ」への“返歌”球から。

▼「褒めて持ち上げ お酒をついで その気になる頃 水をさす」

さしつさされつ お酒を飲んで ちょうしにのって 水さされ

さしつさされつ お酒をのんで 酔ったあげくの むこうみず

酔ったあげくの さけない仲よ さしつさされつ うしろゆび

さしつさされつ わりない仲に わって入って 水をさす

人が水さす うしろゆびさす 若いふたりは むこうみず

酒をなめたら ちょうしが出過ぎ 口がすべって けがをする

酒をなめるな すぎたらきけん ちょうしにのって けがをする

 

▼都知事選(誰がいいのか、みんな悩んだのでしょうねえ)

知事選び 帯に短し たすきに長し 不運どうしよ ふんどぅしよ

ふんどしは 恥部を隠すし 帯にゃ巻かれる ここはたすきに かけますか

帯?たすき? 下手な考え 休めてニタリ わたしゃ都民じゃ なかったわ

            

夏の知事選 木枯らしふけよ いやなとせいだ もんじろう

あっしにはもう かかわりのねえ ことでござんす このとせい

 

▼猪瀬元都知事が都議会のドン・U某の悪行を暴露!!

都議会の ドンに一発 かましてどんどん せめて恨みを はらすめんと

 

▼江戸の根付けに「天狗が長い鼻ですり鉢を擂る」愉しくも秀逸な作品が!

天狗のごますり すりこぎ要らぬ 鼻たかだかで 鉢あたり

天狗のごますり すりこぎ要らぬ 鼻たかだかで 得意赤面

 

▼地震

震度4だと!? ドシンときたよ びっくりしたわ シンドぃよん

 

▼中国ネット「アリババ」の偽ブランド騒ぎ

アリババと 盗賊たちが 偽のブランド もうかるネッと 売りさばく

 

▼もうツユもあけましたが・・。

ふられたくない ふられそな気も 心もようは つゆの空

ふられてもいい ぬれてもみたい 年齢(とし)のカサなど 捨ててゆこ

ぬれてみたさに あっさりふられ 心さみだれ なみだ雨

ふられたくない 心もように 年齢(とし)のカサなど 役立たず

傘させど 腰から下は ずぶぬれだった しっぽりぬれては みたいけど

外はさみだれ あまだれ聞いて よだれねみだれ 午睡(ひるね)かな

 

▼たまには文学

つつましき 日々の明け暮れ あるかなきかに みえて静かに 炎燃ゆ

 

 





ジョークサロン●6月作品(佐藤俊一)

〈どこの・ど・どいつ・返歌球〉

 

■舛添都知事の辞任劇

たかが一銭 見くびりますぞえ 五輪の旗は 遠くなり

泣いてますぞえ 都民なびかず 五輪の旗も たなびかず

 

せこいバブルに 浮かれますぞえ 屁の泡のよに はじけ消え

はじけますぞえ 屁の泡のよな くさい言い訳 残し消え

 

東京砂漠で 知事が見た夢 砂の楼閣 しんきろう

知事の権勢 都民が牽制 東京砂漠は 砂嵐

指のあいだを こぼれて落ちた 東京砂漠の 砂の票

 

東京砂漠で 裁くは民よ 支持が消えたら 知事が消え

一握の砂は 啄木(たくぼく)だけど 一悪の砂は 木鐸(ぼくたく)よ

どこが社会の ぼくたくなのよ どいつもこいつも ぼったくり

 

ここは東京 さばくの民よ 済度(再度)お願い 知事選び

ここは東京 さばくの民よ 採算(再三)度外視 都知事選

 

■「古典都々逸」への返歌球

①嫌よいやよと 言われてやめえる そんなあなたが もっと嫌

好きよすきよと 言われてにげる そんなあなたが もっと好き(ストーカー)

好きよすきよと 言ってもスキを 見せぬあなたが もっと好き

好きと言われりゃ 嫌よと逃げる そんなきらいが あるものよ

恋にこがれる きらいがあって いつもあなたは スキだらけ

 

②寝顔見たいと 口説いたくせに なのに嘘つき 寝かせない

寝顔見たいと 口説いたくせに あんたの鼾(いびき)で 寝られない

寝かせないぞと 口説いたあなた ほんとイビキで 寝られない

 

■孫つく年頃 

気持ち若いが 社会じゃ爺ィ 微妙にゆれる お年頃

気持ち若いが ジイジになった! まごつくばかり なんとしよ

 

■亦(また)下心への路

押さば引けです 恋路の手引き 引くに引けない 押されない

押さば引け 引かば押せだよ 恋路の手引き 押し倒しては いけません

押さば引け 引かば押せだよ 恋路の手引き ひき逃げしたら なお悪い




ジョークサロン 5月作品     (佐藤俊一)

 

■公金「ねこばば(猫糞)」の舛添東京都知事に。 

――猫は糞をすると、後足で砂をかけて、これを隠す習性があって、これが「ねこばば」の語源。漢字表記は「猫糞」と書きますが、「糞(ばば)」は幼児語なんだそうです。

 

非難ますぞえ 猫糞(ねこばば)疑惑 隠しキレるか 砂かけて

知らんぷりして 猫糞してた 砂かけ爺いが いますぞえ

法にゃ触れぬと 強弁するも 心はチヂに 乱れます(ぞえ)

都知事の椅子で ふくらむバブル はじけますぞえ あわをくい

ひとりバブルに 浮かれた都知事 あわでふためき はじけとべ

恥ずかしいやら あほらしいやら 知事の猫糞 セコすぎる

 

■悪いヤツほど知ったかぶりはしないもの!?

知りもせぬのに知ったかぶりがばれて笑われムチ(無知)打たれ

知っているのに 知らないそぶり まるで記憶に ございません

知っているのに 記憶にないと 悪いヤツほど 奥ゆかし (ん?)

 

■相変わらず後手後手のストカー事件に 江戸火消しの詠める

まといつくもの ふられるものよ だからおやめな つきまとい つきまといすりゃ ふられるものよ あしでまといは ふられない



ジョークサロン 4月例会 (佐藤俊一)

 

――今月はジョークサロンの平井幸雄さんの「ヒライ信」200号達成記念の小冊子『圓

塾の境地』に掲載されていた“笑いの発想”の数々を「どどいつ」風にして遊んでみました。

■「桜」という字

気(木)位高く ツんとすました 女がひとり 木にかかる

ツんと気(木)位 お高い女 酔ってしなだれ 桜かな

いつも木がかり その名はサクラ ひとっツ下の 女のこ

■「生」という字は(「牛」の下に「一」と書く)

生きるとは 牛が一頭 一本道を 歩みゆくよな ものだとさ

■旧字体の「櫻」。(「貝」はおカネを表す字です)

貝(かね)を並べて 二階でひとり 寝てる女が 気にかかる

二階(貝)の女 木(気)持ち離れりゃ 嬰児(字)残して 姿消し

■「春」は〈三人の日〉と重ねて書く

二人の間に 一人が生まれ 三人の日に なれば「春」

三人よって 重なり合って 何かする日は 「春」ですよ

■「大」は「一」と「人」を重ねてれ書く

一人が重なり 大人になった 別れりゃさみし また一人

■「明」と「暗」

明るいところに お日さまひとつ 月も並んで 明るかろ

暗いところに お日さまふたつ 立って並んで なぜ暗い

■「星」は“日から生まれる”と書く

おひい(日)さまから 生まれたさだめ スター街道 まっしぐら

おひい(日)さまから 生まれた私 いまじゃ星の 大爺さま

■「晴」という字

空は青いよ お日さま出てる だったら天気は 「晴」ですね

■車

昔は人が 車をひいた 今は車が 人をひく

■雨

雨の降る日に 蜂に刺された 次の朝には ハレていた

■カタツムリとナメクジ

カタツムリから ナメクジみれば 家を持たない ホームレス

ナメクジなんぞ ホームレスよと でんでんむしする カタツムリ

■「旦」という字は“地平線に日が昇ったとき”の意味です

地平線から お日さまのぼりゃ きっと新たな 明日がくる

 



■2016年3月例会作品      (佐藤俊一)

 

■野球トバク

棒(バット)をふらせる 勝負じゃ足りず 賭けて人生 棒にふる

うちわのかけっこ 危険はないが 外にかけだしゃ 怪我をする

エンジン(円陣)かける 賭けがまんえん 球界裏は 大ピンチ

ソフトバンクも 圏外じゃなく 西武もセーフじゃ なかったわ

早々と 声出しトバク 認めた阪神 トラのたぬきの 皮算用

むしできずチームの勝利に組むぞ¥陣 かけてマンエンむしられる

 

■高級リゾートで裸の円陣:タイの恥は隠す手~。

ハダカで円陣 全開だってか ハダカらみれば 恥さらし

恥はかきすて 日本の旅よ 隠す手欲しい タイの恥

かいほうかんは ひたっていいが かいほういかんわ またまでは

 

■新国立競技場は聖火台なし!? 

聖火(成果)台無し!? ハタ迷惑な 五輪の旗ふり いいんかい

五輪のシンボル 忘れてたってか 邪悪なこころの セイカしら

聖火台なし 何やってるのか 誰のセイカかな わかランナー

いきつもどりつ セイカが台なし もはやお手上げ ごりんじゅう

築かなかったら 聖火台なし 誰が気づいた 成果大

 

■アートたけし展 

あとで行こうと 思っていたに 結局アートの まつりだわ

 

■禁酒

しきゅうきんしゅと 女房にいわれ 「はい」と頷く なサケなさ






ジョークサロン 2016年2月例会(佐藤俊一)

 

■えーッ 清原!

清くただしく うつくしくあれ 清ハラだたしく うっくつし

 

■お笑いタレント・狩野英孝の二股・三股騒ぎ

①二股ならぬ 三股もかのう えいこうの日々 早やおわる

②芸能界 おはらいばこか!? おはらいしたら えいこう戻るも かのうかな

三股どころか 四股もバレた あとの祭りだ しまッたな

 

■国会チャラ男の“ゲス不倫”騒ぎ 

①国家の品格 問われるなかで 人の品欠く ゲス議員

②ゲスの極みの そのまた下で イクが男の 生きる道

③イク休うったえ 自分でイクか よその畑に タネまきに

④うちの畑は 休耕なので よその畑で ボランティア

イク休で よその畑に タネ播きにイク なんとしゅしょうな 心掛け  (ね、首相!)

セイギのみかた イクメンちゃら男の セイギをみたか 女優某

⑦「子供は親を 選べない」とは いまとなっては 自虐ネタ

⑧気がつけば 赤い絨毯 ふもうにもふめぬ ふもうの開墾 いま悔恨

■幇間の一八(いっぱち)が詠める

①うちに誰やら まねきネコして ゲスト扱い 下種(げす)でげす

②うちにゲストを まねきネコした ふらちなヤツは オスでげす

③うちにゲストを まねきネコした 下種な記憶は けすでげす

 

■バレンタインデー 

①ギリでいいから チョコっとだけでも 甘い気分に させとくれ

②バレンタインで もらったチョコは 義理でも嬉し 2枚目だ

③甘い二枚目 私じゃなくて ギリでもらった チョコの数

④もらったチョコは 二枚目ならず 三枚目でまた おしまいだ

連名で ギリチョコもらい 人数分に 倍返しする 見栄の春

ホワイトデー お返しないから 妻が仕返し 刃傷沙汰の 導火線

 

■口角上がる笑顔の秘訣

①笑顔になれる 魔法のじゅもん 鏡の自分に 「わ~かわいい」

②鏡に向かって 「わ~かわいい」って いえばなれるよ 笑顔にね






ジョークサロン 1月例会作品(佐藤俊一)

 

■さる年(「去る」を嫌って「得て」公といふ

ヒツジ雲さる 苦もひきつれて ともに幸せ エテこうよ

 

■ゲスの極み乙女

慰謝料もらって 離婚すベッキーね ゲスの極みの夫めと

 

■スマップ解散騒動

スマップ4人 さる年なのに メリーさんの羊に 逆戻り

 

さる年に メリーさんの羊に もどった四人 事実ごにんで もう四(し)人!?

 

オオカミ(お~神よ)世間は寒い ヒツジの皮を かぶっていよう サル日まで

 

 

■産廃食品ハンバーグ以外に108品目(みのりフーズ)

108つ カネになるなる ぼんのうのまま サンパイ続けて みのり消え

 

■甘利明氏の疑惑 

供与疑惑は 名前でわかる あまりにあきらか 真実は

 

■副住職の妻20年前のAV出演バレる

昔の罪は 許すがホットケ ひかんようでは いかんよう

 

ジョークサロン12月 例会作品 佐藤俊一 

■干支は未(ひつじ)から申(さる)へ

「ヒツジの皮を かぶったオカミに なってあなたに つくします」(1年前の作)

――1年経って、上のひと節への返歌球です。

〈ヒツジの皮を かぶったオカミが 本性あらわし オオカミに〉

〈ヒツジの皮を かぶったオカミと きっと手を切る わたしゃサル〉

〈ヒツジの皮を かぶったオカミと ひそとお別れ あとずサル〉

〈ヒツジ雲去る 苦もひきつれて サルものは来る 追わずとも〉

 

■長年使ってきた椅子が壊れました。そこで、ひと節~。

〈あんたのおもいが ヘビーに過ぎた あたし好きなの 軽いノリ〉

〈軽いノリこそ 好きだったとは 重い続けて おもいしり〉

〈年年歳歳 おもいが増した しりあった頃 軽いノリ〉

 

■「蕎麦」の♪親ばかチャンリン考

――大晦日には「年越し蕎麦」を食べるのが習い。そこで「蕎麦」をうたった昔の唄を拾

ってみると、こんなのがありました。

「信州信濃の 新そばよりも わたしゃあなたの そばがよい」(鳥取県「踏鞴唄」) 

「酒の肴にゃ うどんかそばか わたしゃあなたの そばが好き」(広島県「草刈唄」)

「奥州街道に豆・蕎麦植えて達者(まめ)で繁昌で主のそば」(宮城県「豆引き唄」)

「主と私は ふうりん蕎麦よ 切れていながら のびたがる」(茨城県「潮来節」)

 

――さて、落語『時そば』には「けんどん」とも称した蕎麦屋の担ぎ屋台が登場。その屋台につり下げていた「風鈴」の音色に触れて、♪「親ばかチャンリン そば屋の風鈴」という言い回しが出てきます。

 

蕎麦屋どんぶり鉢 落とせば割れる ねえさん島田は 寝て割れる

――♪親ばかチャンリン そば屋の風鈴       (千葉県佐原市「佐原囃子」)

 

この「♪親ばかちゃんりん」のルーツには諸説ありますが、秋田の角館など仙北民謡「お山こ三里」(おやまこしゃんりン)説が一番しっくりきます。古くは天保年間(1830~44)に江戸で歌われた流行り唄が、秋田領内に伝わり、文化文政の頃からうたわれるようになったようなのです。お山こ三里は、たとえばこんなふうにうたわれます。

くるかくるかと 待たせておいて よそにそれたか はぐれ雲 (♪お山こしゃんりン)

 

このひと節をお手本に、ひとつ返歌球です。

 

〈くるかくるかと 待たせておいて またもふられた こぬか雨〉 

 

蕎麦屋の「けんどん」にひっかけてもうひと節――。

 

〈つっケンドンな あんたのそばに よるはつらいわ さけなくちゃ〉

 

 



ジョークサロン 11月例会作品 

 

☆プロ野球賭博問題に揺れ

 九回裏は 最後のチャンス 球界裏は 大ピンチ

野球トバクで 大山鳴動 ねずみ三匹 トバ口か

 

☆解党

維新も民主も トウカイ寸前 やっぱりクイが 足りんのか

下手なカイトウ 味わい落ちて 鮮度もどらぬ 食えんわな

 

☆豪州で「ナイト(騎士)」の称号、復活したり取り消されたり

ナイト復活 時代錯誤で 廃止しないと いけないと

 

☆ウナギもいいけど ナマズもね(鯰丼が登場するかも)

――「ナぁマズいだろ」とはならないように、期待しましょう。

うなぎに代わる ジシンあります 人気予知です なまず丼

ウナギに代わる 期待の食材 味に自信(地震)の ナマズ丼

自信(地震)をもって おすすめですよ ウナギもいいけど ナマズもね

 

■どこの・ど・どいつ返歌球

〈蕎麦屋どんぶり鉢 落とせば割れる ねえさん島田は 寝て割れる〉

――千葉県の佐原囃子のひと節です。返歌球はこうまいります。

 

蕎麦屋どんぶり鉢 落とせば割れる 呑んだ勘定は 皆でわる

そば屋酒 呑んだ勘定は みんなでわれる 逃げたヤツめは きらわれる

 




ジョークサロン 10月例会作品 (佐藤俊一)

 

■世のなかブラック

アリさんマークは ブラックだってよ マークされるぞ 引っ越せよ

 

介護事業を 損保にイジョウ 明日はワタミの 悔悟かな

 

損保に介護 移譲の異常 明日はワタミの 悔悟かな

 

くい打ち偽装 かたむく信頼 いまとなっては くいばかり

 

クイても足りぬ  ケンザイだったに かたむき始めた 屋台骨

 

クイ足りぬ ふいうちくらい かたむく屋台 ケンザイなどと 誰いうた

 

■噺家異聞

みつめないでと いわずにおくれ 私まだまだ ふたつめよ

 

みつめないでと いわずにおくれ あたしあなたに ひとめぼれ

 

ひとめぼれです みつめていたい ふたつめなんぞ めじゃないわ

 

三日坊主は まだまだ偉い うちはふつつか 坊主です

 

若いキツネと みだらなタヌキ 色をつくして 化かし愛

 

亭主亡くなり 後家のいちねん 秋のおはぎは 半ごろし

 

後家のいちねん 待ち暮らしたに つれないヘビの 生ごろし

 

■――日本で誕生した世界に稀な貨幣が、近世の大判・小判。秀吉が大名に下賜した天正大判は黄金色の米俵の意匠で、領地を与えるのと同じ意味合いを持っていました。因みに、その価値は1枚でコメ10石(1石が一人の1年分)に相当しました。

 

太閤が 領地代わりに 大ばん振る舞い ほ(う)しょう金だと たいこばん

 

 



ジョークサロン 9月例会作品 (佐藤俊一)

 

――小学館WEB「サライ」連載〈どこの・ど・どいつ返歌球〉は48回目をもっ

て最終回と致しました。ちょうど2年間の連載でした。ジョークサロンのお仲間に

もご協力をいただきました。御礼を申し上げます。ありがとうございました。

http://serai.jp/dodoitsu/29131

 

■あき・あき

 

赤い妖婦の 曼珠沙華さえ いまは色褪せ ヒカン花

 

秋の日は ツルベ落としよ 買物ひとつ 気忙しくって オチつかぬ

 

秋の日は ツルベ落としか ショウフクいかぬ あまりにオチが 早過ぎる

 

アツ~という間に あき風吹いて ふたりは手と手を きりぎりす

 

女ヘンだね 妬みに嫉み 嫌いなんです 感じ(漢字)悪ぅ~

 

いろはそしれど ちりぬるおわかれ わがみへたれそ どもならん

 

介護事業を 損保にイジョウ 明日はワタミの 悔悟かな

 

■「いわぬ色」の女郎花(おみなえし)

ひと夜の恋は くちなし色よ いわぬが花の 女郎花

イロはくちなし まことはいわぬ ひと夜の夢よ 女郎花

野辺の尾花に 招かれゆけば 色めきたてる 女郎花

好きになさんせ 起こしも臥せも いわぬが色よ 女郎花

ひそと種播き 猫(寝子)のひたいの 庭に囲おか 女郎花

ネコのひたいの 庭に種播き 囲い愛でよか 女郎花

 

■藤袴(ふじばかま)

藤紫の 袴の裾を 秋風分けて 萩のぞく

藤色の 袴(はかま)の裾を 秋風分けて ちらとのぞくは 白き萩

 

■「萩(はぎ)」と「荻(おぎ)」

秋という字に 草の冠(かんむり) 載せて美し 萩の花

夕間暮れ 荻(おぎ)の上風 河原を分けて 銀の花穂の 波立ちぬ

月の泪を 隠すかひそと 萩(はぎ)の下葉に 露の珠 

たれがひそむか 荻原分けて 銀の花穂の 波が揺れ

 

荻の上風 うわの空耳 萩の下露 つゆ知らず

 






ジョークサロン8月例会作品  佐藤俊一

 

小学館WEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題した連載を行ってい

ます。ジョークサロンの仲間も参加していますのでぜひご覧になってください。

http://serai.jp/dodoitsu

 

■夏の思い出

シュモクに注目 遊泳禁止で サザンも泣いてる サメざめと

夏の点滴 甘酒飲んで ヒーロー回復 ウルトラマン

 

■きりぎりす(昔は、その鳴き声から「機織り虫」と呼ばれていました)

ギースチョン 夏中かけて 機(はた)を織ります 秋にゃ間に合う ギリギリす

機織り虫は ハタらきづめよ 気力体力 ぎりぎりす

きりぎりす ハタらきづめは はた迷惑よ 立場ないわと 蟻が言い

アツ~という間に 秋風吹いて もはや手と手を きりぎりす

  

■蝉 ツクツクボウシとヒグラシ

あたしの美貌を 讃嘆しきり ウツクヨーシ(美し容姿)と 親衛隊

あたくしの 美貌讃える 親衛隊が ウツクシヨーシの 大合唱

奥方恐い 亭主の耳にゃ ツクヅクホーシ(奉仕)と 嘆く声

夏の夕 ひぐらし(蜩)奏でる トレモロ哀し その日ぐらしの 身に沁みて

夕立一過 梢から降る しずくと蝉の なみだ声

 

■秋きぬと

べたべたと なつきあうのも あついうちだけ あきがきたなら どつきあい

なつきあっても すぐあきがきて もはやふゆかい どつきあい

春につきあい なつトクいかず あきてふゆかい どつきあい

どつきあったは 昔のことよ 茶飲みのツナは おまえのみ

初手は本気で 中頃義理で 今じゃ互いに 大笑い

膝枕 貸して悔しい 浮気の夢か 立ってやろうか 夢枕

 

 





ジョークサロン7月例会作品

小学館WEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題した連載を行ってい

ます。現在45回目を掲載中です。ジョークサロンのお仲間も参加していますので

ぜひご覧になってください。http://serai.jp/dodoitsu/27059

 

 

■祝:又吉直樹の芥川ショー

あくたがわ賞 『火花』は散らず ピースまたよし なおきショー

 

■新国立競技場~森喜朗(しんきろう)

よさん立たなきゃ シンキロウだよ 顔を立てるの よさんカネ

よさん立たなきゃ 立つもの立たん うつつは夢よ しんきろう

たったの2千 500億だと だからたったない しんきろう

 

■花火

ワを以(も)って 貴(たっと)しの国 日本の花火は うるワしい

 

■七夕

たなばたバタバタ 知らずに過ぎた たなぼた願うの 忘れてたぁ

たなぼた願う ことさえ忘れ たなばたバタバタ 過ぎに蹴り~!

 

 

■浅草寺の「4万6000日」は130年分の功徳

 

一回で 一生分の 功徳をくれる 観音さまは 太っ腹

 

観音さまの お慈悲にすがり 弁天さまに すがりつく

 

愛にイクのよ 弁天さんの 観音さまに 名を借りて

 

観音裏の 弁天さまは 技芸の女神よ テクニシャン

 

アジなお方よ 観音さまは 弁天詣での ダシになり

 

何のかんのん 言うわけないよ 人の恋路の 邪魔は野暮

 

弁天さまに 骨抜きにされ 閻魔さまには 舌抜かれ

 

■老い惚れて 

昼日中から よろめきドラマ 老いぼれたのよ つまづいて

恋におぼれて ときめく昔 今はよろめく おいぼれて

 

■ならずもの&くわせもの

たとえこのみは ならずものでも 花の咲く日を 夢にみる

まんまといっぱい くわされていた 太てえヤツだよ くわせもの

 





ジョークサロン6月例会作品 

 

小学館のWEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉を連載中。現在43回

目です。ぜひご覧になってください。http://serai.jp/dodoitsu/25442

 

 

■うなぎ 

夏の滋養食「鰻」の割き方は「江戸は背開き」「大阪は腹開き」ですが。「切腹を嫌う武家の江戸」と「腹を割ることが肝要な商都」の違い、といわれますが。

 

江戸の鰻は 切腹嫌い 背から割かれて 打ち首に

商人の町 上方うなぎ 腹を割ります カネ(金串)を打ち

 

実際は、江戸と大坂の割き方は鰻包丁の形状の違いと調理の仕方からくる必然です。第一、江戸が切腹嫌って打ち首では、武家の面目が立ちませんよね。

 

うなぎ焼く 香りの煙に そそられ歩く うなじもいいね 夏浴衣

 

江戸前の魚の第一号が江戸城前で獲れた「うなぎ」。川柳の「江戸前は皿に小串の散り松葉」の“江戸前”も鰻の意味。「江戸前にのたをうたせる女あり」という句の江戸前は鰻にひっかけた破礼(バレ)ですがーー。

 

イキなおんなの 手熱いもてなし のたをうってる 江戸うなぎ

 

鰻には人の手の体温が火傷しそうな熱さなんだそうで。素人でも手を冷やして掴めば、鰻はじっとしているとか。だからといって、鰻を割くのは、

 

素人が うなぎ割くのを 知ろうと苦労 すぐにゃなれない 玄人に

 

美味な老舗の うな重前に 次へ移動で 悔い残す

わが家では とうに鰻は 絶滅危惧種 宅配届いた 2年ぶり

 

■田舎者の真意は「井のなか者」

世間知らずが わかったふうな 口をきくなよ 井なかもの

井戸の中から 空うちながめ 知ったかぶりする いなかもの

 

■夏祭り「和ッ背負い」

神輿かつぐは 和を背負うことさ だからワッショイ ワッショイよ

セイヤセイヤと お神輿かつぐ それじゃ真夏の クリスマス

 

■梅雨・さみだれの候

秋は涙の 長雨降るも ぬれてみたさの さみだれよ

末はたもとを 分かつとしても みだれさみだれ ぬれそぼる

からり上がった ツユ空嬉し 空っツユでは 気は晴れぬ

紫陽花は ぬれていてこそ 七変化咲き 日照り続けば ただ八化け

紫陽花も 炎天下では 七化け八化け ぬれていてこそ 七変化




ジョークサロン 5月例会 佐藤俊一

 

小学館WEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題した連載を毎月第一・第三木曜日に行っています。この6月4日(木)が第42回目の更新日です。サロンのお仲間の作品も載っていますので、ぜひご覧になってください。

http://serai.jp/dodoitsu

 

卯の花の 匂う垣根に 夏は来ぬだよ 絹の靴下 夏きまり

旧暦4月は、白い「卯の花」前線が日本列島を覆いつくす季節。昔の和歌は、その様子を「白波」や「雪景色」になぞらえてうたっています。だから旧暦4月は卯の花の咲く「卯月」です。

 

風に波立ち 垣より溢る 白き卯の花 夏は来ぬ

夏の雪かと 見まがうほどに 白き卯の花 胸うづき 

 

本来の名は「ウツギ(空木)」。茎が中空になっているからだそうですが、空っぽはよろしくないというので、略して「ウ」の花と呼ぶようになったとか。

 

頭空っぽ あんたの云うまま すべてウのみで 生きてゆく

頭空っぽ なんでもウのみ ツギはなくても それでいい

あんたの云うまま ウのみにしたら 心空しく ウツギみよ

心空しい ウツギみは嫌 ツギを見据えて やりなおそ

 

豆腐をしぼった「おから」のことを関東では「卯の花」といいますが、これも「カラ」を嫌っての仕儀と、見た目の白さからの連想のようです。

 

あ(和)えてうれしい 卯の花だった うしろめたいな 棄てたのは 

しぼりカスだと あっさり棄てた 白い卯の花 なぜ恋し 

 

関西では豆腐のおからは「きらず」。切らずに調理できるからで、漢字では「雪花菜(きらず)」。上方落語の『鹿政談』のお裁きも、「切らずにやるぞ」というオチでした。

 

手などきらずに あえたら嬉し 小鉢のなかの 雪花菜(きらず)美味

 

■芍薬と牡丹を見てきました~。

呑めば百薬 過ぎればバタン 立ってられずに 目がすわり

呑めば百薬 過ぎれば遺憾 酒のみシュラン 星三つ

ミシュランガイドが 三つ星店で 酒のみシュラン 追い出され

 

■老いらくの恋 

老いらくの恋 来いよ来い恋 苦労は昔に 棄てて恋

おいら苦の恋 もう嫌だから 老い楽の恋 しましょうか

したいものです 老い楽な恋 いずれしたいに なるまえに

おたがいの タガが外れて 「おい」と呼ぶうち 相身互いの 老いの仲

 

■夏雑感

春の名残の 黄も色あせて からし菜の花 散りとてちん

土手の菜の花 黄の色褪せて 花は散っても 菜を惜しむ

のびる夏草 傍若無人 病弱美人にゃ 怖いほど

仕事の鬼を 決意はするも ほっとけ心が 邪魔をする



ジョークサロン 4月例会作品   佐藤俊一

 

小学館WEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題した連載を行

っていますが――この5月から掲載日が毎月第一・第三木曜日になります。

「ジョークサロン」のお仲間の作品も載っていますので、ぜひご覧になっ

てください。http://serai.jp/dodoitsu/21713

 

■ハナミズキ

いまが盛りと ハナミズキ咲く わたし前から 鼻水期

ハナミズキ咲く その花見ずに すすりあげてる 鼻水期

桜の坊やが サクランボウなら 私さくらん 坊主かな

ハナミズキ 造花見たよで 桃色吐息 さくらん坊主の さんぽ道

 

■眠れるトラ

酔ってケモノに なる気で杯を 重ねて眠れる トラになり

いつか目覚める 大物のはず 眠れるトラの ままで去り

幾十年も うかうか過ごし 子供にもどる 齢になり

 

■谷中でお花見。八重桜・うこん桜に間に合いました。

春爛漫は 瞬時に過ぎて 春散漫に 散る桜

桜まんかい はなみずたらし 寒さにたえて がまんかい

八重桜 雨が降ろうが 横ヤリ入ろが あとの祭りだ お花見だ

八重のお花見 雨天決行 ぬれた風趣も また結構

十重に二十重に 花見る人の 笑顔も咲いて 八重桜

 

■花は「梅・桜・桃」の順で咲くのが自然。

女ごころも 斟酌せずに ひとりよがりで 散る桜

手前勝手に 散り行く桜 見かねて開く 桃の花

桜散る ひとりよがりを 責めるこころに そっと寄り添い 桃ひらく

身勝手に 散り行く桜を 儚む心に 寄り添い開く 桃の花

 

■議員辞職せず、浪速のエリカさま!?

惜しまれて 桜散る頃 浪速のハナは 散らずイスわり また開く

浪速のエリカ!? という名の花は 散らずに開く イスわって

ハシモト救う 小百合のはずが アシモト掬う 鬼百合に




2015年3月「ジョークサロン」

どこの・ど・どいつ返歌球(佐藤俊一)

 

■春宵一刻

春のさきぶれ 菜の花つげる 空はおぼろな 菜種月

恋の闇夜に 道しるべ香る 垣根を越えて 沈丁花

どこかに恋が 落ちていそうな 回り道する 春の宵

さわら(鰆)なくても 口にするなら きす(鱚)が嬉しい 春の候

 

■花粉・黄砂・PM25

花粉症 飛散対策 目鼻もつかず 目鼻につけば ただ悲惨

春霞 見えぬ相手じゃ DJポリスも さばくにさばけぬ 黄砂点

元凶が タクラマカンの 砂漠相手じゃ 裁くもならぬ 黄砂点

 

■時事

新幹線 はやくゆくのが しんかというなら 私ぜったい しんかせん

枯れ木も山の にぎわいだけど 鳩は山と(やまと)の わざわいか

            ※

――民主党がNHK籾井会長のハイヤー代を追求:目くそ鼻くその喧嘩!?

目くそ鼻くそ どちらが偉い たぶん目上は 目くそかな

目くそ偉そに ぼろくそ言うた 鼻くそほじられ やけくそや

 

■井の中の蛙

〈井戸の蛙が 空うちながめ 四角いものだと 議論する〉

――返歌球

井戸の蛙が まあるい月も ちゃんとシカク(視覚)に 見えたとさ

井戸の蛙が 女郎買いに出掛け きょうもカワズに かえるとさ

海を見たさに 井戸出た蛙 今はこうかい(航海・後悔)続く日々

大海見たさに 井戸出た蛙 かえるにかえれず 大後悔

海の広さに あきれかえるも 飛んで胃に入る 井の蛙

井の蛙 海でこうかい かえるもならず おたまじゃくしの 夢をみた

おたまじゃくしの しっぽが消えて かえる(替える)の足と 尾とりかえ




ジョークサロン 2月例会作品   佐藤俊一

 

■十代目・坂東三津五郎(大和屋、本名:守田寿さん)逝く。

三つご郎の魂 いくヒサシくも ヤマトの歌舞伎 まモリタまぇ

――病離れて じゆうだい

 

■ひな祭り

年に一度の めおとの披露目 今年は「だいり」じゃ 許さない

いつも「だいり」を 寄越しやがって 本命いつ来る ひなまつり

今宵は嬉しい ひなの宴(うたげ)よ お代理さまと デートなの

ひな祭り 今宵は亭主と いたくないのよ お代理さまと 待ち合わせ

おんなの節句に おとこは絶句 ひなのあられも ないうたげ

ひなの宴 酒は何でも 揃えたけれど あられもないのは 駄目かしら

ひなの宴 五人囃子も 酔っぱらったよ 小皿叩いて 腹鼓

うわさ大好き 惨忍官女 故意(恋)の噂に 花咲かせ

事実ごにんの 故意のうわさを はやしたてるか ざんにん官女

 

■バレンタインデー

どうせ義理チョコ わかっちゃいるさ 愛手(相手)にするのは 二枚目と

チョコの山だと ほざくか二枚目 俺ももらった 二枚目だ

ギリすたるクラス入りかよ チョコっともなしは もはや人情 紙ふうせん

自分で買ったの もうバレてんデー これみよがし(菓子)の チョコの山

チョコっとくらい あげてもいいよ 愛の手切れの きれっぱし

チョコふたっつで 二枚目きどり だったらあげよか 三枚目

三日おくれの チョコいま届く 結局オレは 三枚目~

 

■ちゃかして一服

ちゃかしのセット おちゃらけ茶には ちゃんちゃらお菓子が ついてます

ちゃんちゃらお菓子を もらってきたよ ヘソで茶わかし いただくか

おちゃらけちゃ いけないのなら さぁどう(茶道)しよか ちゃんちゃらお菓子も つけましょか

 

■男と女

夫婦別姓 同性夫婦 人の数ほど 世界あり

結婚しても どうせいは嫌 どうせいちゅうのよ くべつせい

夫婦別姓 夫婦同性 同じコイン(婚姻)の 裏表





「ジョークサロン」 (佐藤俊一)

 

■ミカとジョージの物語(フィクションですよ~)

夫ミカぎる 三行半の 元凶(もと)はもちろん じょーじでしょ

ロッカーに 女房仕舞って モラハラざんまい ミカ締め料を とってたか

 

節分

マメはまかずに せっぷんしたら 鬼も涙の マメあられ

来年は マメはまかずに せつぷんしよか うれし涙で 鬼笑う

虎皮の シマのパンツは 時代遅れよ フク(福)身につけな オニぃさん

 

■正月残照

初夢の 一富士二鷹 三茄子は「成す」 おたんこなすじゃ ありません

ひつじが一匹 ひつじが二匹 ひつじが万引き つかまった

浮世はくるま 運がまわって こいよくるまで まつたけよ

 

■某師匠が怪我して足に支障が、と聞いてひと節。

松かざり!? いいえ怪我して おあしに苦労 かざりじゃないのよ 松葉杖

おあし回りが よくなるように すがって願う 松葉杖

正月早々 おあしに苦労 杖と頼むも おあしです

松がとれても 杖まだとれぬ おあしで苦労は 続きます

 

■人工涙液

かわいた目には 「おなみだちょうだい」 これがホントの もらい泣き

なみだなくして かわきメの子は おなみだちょうだい もらい泣き

日に何度でも もらい泣きして なみだ新たに するわたし

心の窓が 目だというなら 涙なくして EYE(愛)も涸れ 

乾いたアイ(愛)に おなみだちょうだい 心にも効く もらい泣き

 

■つもれば

「行き(雪)」がつもれば 帰れぬ道理 泊りゃ名がたつ 浮名たつ

浮名立っても 浮足立つな やまとなでしこ 凛と咲け

チリもつもれば 山となるなら ホコリ捨てずに 生きてゆこ

丸く明るい お月さまでも くろうかさねて やせ細る

ホロホロと 崩れてとける 霜柱のよな 意気地なしです やわな恋

待つがつらいか 別れが憂いか 逢わずとも良い 世に在れば

 




ジョークサロン 12月例会作品   佐藤俊一 

 

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

 

〈人は羨(け)なりや 両手に花を わしも片手に 花欲しや〉

――「両手に花」への返歌球。

 

両手に花も 羨(うらや)むまいぞ あれは徒花 実にならぬ

 

浮かれちゃ駄目よ 両手に花と 見えたは二匹の オオカミよ

 

両手に花と 浮かれちゃ駄目よ ハナはハナでも 狼の鼻

 

草食男子も オオカミなのよ 赤頭巾ちゃん 気をつけて

 

肉食女子が 両手に花と 草食男子を 食いちらす

 

 

〈夫婦喧嘩は 三日の月よ 一夜一夜に まるくなる〉

 

夫婦喧嘩は 手かげんの月 ふくれてみたり とがったり

 

夫婦の仲は 満ち欠けの月 丸くなったり とがったり

 

 

■15年ぶりで富山県氷見市へ行ってきました。

 

何年ブリかな 氷見のキトキト 寒ブリたんのう 帰途につき

 

氷見の寒ブリ たんのうした夜 あの美味恋し ひみ恋し

 

■師走です

 

残り少ない こよみをながめ どこのスキまで 逢いましょか

 

トシ忘れたい 忘年会で はじを忘れて ドジ重ね

 

2014 いい年だった もっと来年 いい歳よ

ジョークサロン 11月例会作品   佐藤俊一 

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

〈去年の今夜は 知らない同士 今年の今夜は うちの人〉

去年の今夜は ひとつ屋根の下 今年は違う 身の上ね

去年の今頃 出会い重なり こうしてああして こうなった

 

〈川という字は そりゃ後のこと せめて「り」の字に 寝てみたい〉

やっとふたりは 「り」の字になって 「こ」をしてああして 子をなした

 

〈岡惚れしたのは 私が先よ 手出ししたのは 主が先〉

手出ししたのは あたしが先ね 手抜きしたのも あたしから

 

〈色がくろうて 惚れてがなけりゃ 山の鴉は 後家ばかり〉

色がしろうて 惚れられるなら 誰もくろうは しやしない

真っ白い手で 議員になれりゃ 誰もくろうは しやしない

 

美脚のわたしを 短足なのに 追ってけなげな 影法師

 

秋の夜長を はかってみたら だいたいおセンチ メートルね

 

ふゆう柿食う 霜降(そうこう)の候 そうこうするうち ふゆぅがき

 

ねぇ雪よ つもりつもって 根雪になあれ ふたりこのまま 閉じ込めて

 

いつもの席が 空いてて嬉し こころ重ねる ふたり酒

 

来年は 「しつじ」の皮を かぶったおかみに なってあなたに つくします

 

■また選挙~

かいさんしたら あいつとこいつ もうかいさんぞ 衆議院

師走の風に 食えない烏合の タケノコばかりが やたら生え

師走の風に 食えない野合の ドングリごろごろ 背比べ

モウソウ・ネマガリ いマダケばかり 増えるこの世は 妙チクリン

割れた党片 金継ぎしても カチあがりたや とうへんぼく




ジョークサロン 10月例会作品     佐藤俊一

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

 可愛いお方に 謎かけられて とかざなるまい 繻子の帯

  可愛いあなたに かけられた謎 といたら帯が 結べない

可愛いお方に 謎かけられて あえてはずそか 胸に聞く

可愛いお方に 謎かけられて とくもはずすも 同じ帯

可愛いあなたに 謎かけられりゃ 背徳の帯も 「はい」と解く

お部屋あります 昼顔夫人 ひるがお得な ハイトク(背徳)よ

 

■「こなから(小半)」=二合半

酒は京都で こなからほどを さしつさされつ 二号はん

酒は京都の 二号はんとな 小半(こなから)ほどが ちょうど酔い

二合の酒と 二号の情け さあてどちらが 良い酔いヨイ♪

 

■女のためいき・男のダメいき

 アタマがもろく なったらもうろく もうろくでなしに ならなくちゃ

 いたくもかゆくも ないというけど かゆいとこには いたくない

独りは寂し 聞いてみたいよ たとえツレない 返事でも

冬近し たぶんそのせい ひんぱんなのよ クマの出没 目の下に

目に出たクマも 遊びつかれりゃ まブタの母が お出迎え 

「客に“出ろ”とは 失礼だろが」「“出口(でぐち)”なんです お客さま」

恋のかけひき あたしの負けね 指をくわえて 身を引くわ

とせいのおきてに しばられてきて おきてめざめりゃ もうよせい

相(愛)っての 立場になって 思えなくっちゃ 問題かもよ 脳下垂体(脳が衰退)

寺の息子にゃ ドキョウが大事 きょうもヨメない ひとりもの

手をかけるのは もうやめにして きょうからあたしは 五歳(後妻)です

あたしはあしたの 風まかせだよ あしたはあたしの 風が吹く

去ってゆく人 あさって向いて 涙みせずに さてゆくか

ひとっこひとり いない闇夜に ひざの小僧が わらってる

つきのない夜は むヤミにくらい(食らい)つきぬ悩みに またCRY

 

■気象変われば

 台風の芽が 女房に発生 かなり大型 目に見える

 家内台風 超大型化 ヒクトタスカル すぐ避難

 ヒエ~あきれた ケ嵐起こり 頭も寒い ふゆかいな

 

■もう一度逢いたい(作詞家の故・山口洋子さんへ)

心にしみる あなたの言の葉 ちりぬるお別れ 早過ぎて

 

どどいつ夜明けの スキャットかしら たわいないのが 好きや~っと

――あの娘(こ)が言ったよ るるるるるン♪

 

 


 

ジョークサロン9月例会作品

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

 

女房にゃいえない ほとけができて 秋の彼岸の 回り道

 

    女房にゃいえない ほとけが欲しや 秋の悲願の 迷い道

 

    墓のほとけに 手を合わせたら 此岸のほとけと お手合わせ

 

    祖先の墓は ほとけだけれど 生身の花は ほっとけない

 

    逝ったらほとけよ イケナイ花が あたしを彼岸に つれてって

 

●報道蚊熱 

 

    刺されないよに ムシしちゃ駄目よ あなたヒトスジ ストー蚊~

 

② あなたヒトスジ ストー蚊ぁです モウ好キートしか いえないの

 

③「もう好き~!」とか 寄ってくるなよ よこシマ(邪)なやつ モスキート

 

④ 耳にかすかな 翅音で目覚め デングり蚊え~!って ハネ起きる

 

⑤ かき(柿)むしるのが ならいの秋に とまってくれるな おっ蚊さん

 

⑥ 人の生血を 吸い上げシマを まもってゆくカよ ヒトスジに

 

●「あき」がきた

 

① なつきあってた 恋人たちも どつきあってる あきがきた

 

② 人の世の秋 振り返りなば つくつく奉仕の 一生よ

 

③ くいあらためよ 豊穣の秋 いまくわないと くいのこす

ジョークサロン 8月例会作品

■どこの・ど・どいつ(佐藤俊一)

 

■ユーレイ異聞

ほれっぽいのよ ひとつ目小僧 片っぱしから ひと目惚れ

柳の根方に ちんつう顔の 幽霊はいた(歯痛)うらめしや

 夏の幽霊 解散式は うらのメシヤで アルマゲ丼

うらのメシヤで ゆうれい解散 うれいの秋に アルマゲ丼

 浮遊するのよ 霊魂ふわふわ 背筋も凍る ふゆかいな

 

■秋ざんしょ

とてもイットが 悩ましいのよ ころんころん 蝉コロン

 目撃したのに ミンミンゼミは 何もみんみん みーんみん

誰を待つやら あの風車 こぬか雨にも くるくると

風呂上り スキンクリーム 塗ったら湿布 ひとりでできる スキンシップ

あきあきするは もう少し先よ あつい仲です なついてる

 べたべたと なつきあっても あきあきしたら 涼しい顔で 別れましょ

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

〈便りあるかと 聞かれるたびに 別れましたと 言うつらさ〉

だんな元気と 聞かれるたびに 別れたわよと かか大笑

 

〈いまさらくろうで 痩せたといえぬ 命までもと 言った口〉

 いまさら食ろうて 痩せぬといえぬ お皿までと 食った口

 

〈泣いた拍子に 覚めたが悔し 夢と知ったら 泣かぬのに〉

 迫られて 慌てふためき 覚めたが悔し 夢と知ったら 抱いてたに 

 

〈悲しからずや ズボンのおなら 右と左に 泣き別れ〉

泣いて別れた ズボンのおなら きょうはスカーっと おとなしや〉

 

〈俺とおまえは 焼野の蔓(かずら)つるは違えど 根はひとつ〉

 ツルの姿に 見惚れたけれど すぐにからんで 根はカラス

 

〈夫婦喧嘩は 三日の月よ 一夜一夜に まるくなる〉

 夫婦喧嘩は 下弦の月よ 手かげんしながら とがってく



ジョークサロン 7月例会作品

どこの・ど・どいつ(佐藤俊一)

 

■世の〈都々逸〉見立ての返歌球

〈岡惚れ三年 本気で二年 思い叶って 二分半〉

思い叶った ばかりに一生 重い鼎(かなえ)の 二分半

 

〈から傘の 骨の数ほど 男はあれど 広げてさすのは 主ひとり〉

傘をひろげて かしたばかりに あたしひとりが ぬれてゆく

ぬれるから 傘をかせとは 何さまなのよ けっしてかすには かさぬかさ

 

■神鳴り異聞

雷鳴が ふたり添わせる きっかけくれた 結びの神なり ありがたや

雷鳴に ふたり慌てて 逃げ込む蚊帳で いつの間にやら なんやカヤ

カミナリも いい面の皮 しっぽりふたり ぬれる口実 蚊帳のなか

雷鳴に ふるえワナなく 肩抱くうちに かかったヘソの 下のワナ

ためたヘソくり そっくりとられ がっくりうなだれ ほぞ(臍)を噛む

二段重ねの かみなり弁当 ヘソの佃煮 じょうだんよ

じょうだんは ヘソの佃煮 雷弁当 シタは開けての お愉しみ

上段は ヘソの佃煮 雷弁当 シタ(舌)に珍なる ものを詰め

 

■ユウレイ

貧乏恨んで 幽霊になりゃ お足なくとも ふゆう層

お足なければ 三途の川も 浮かぶ瀬あっても 立つ瀬なし

みつめないでと 言わずにおくれ だってあたしは 三つ目小僧

狸寝入りの 可愛いキミが 寝入る狸に 化けていた

いくら美女でも 幽霊じゃいや だっておいらは 脚フェチよ

脚フェチは どんな美人の 幽霊よりも 唐傘お化けの 脚がよい

金縛り 踏んで欲しいの SMプレイ 幽霊さんには 頼めない

なぁお前 ほとけさまさえ お盆にゃもどる 心ほどけて もどらぬか

いまは亡き ほとけさまさえ お盆にゃもどる 天才凡に すぐもどる

肝(きも)をつぶして ヒヤリとさせた 鶏のレバーの パテが美味

化粧落として ふり向く顔が 化生のものか のっぺらぼう

 

■大まけのおまけ

恋ではじまり あなたとふたり 漕いできました ほうれい舟(豊齢線)

老いという字は 土とノとヒで 土になる日を あんじてか

 



ジョークサロン 6月例会 

どこの・ど・どいつ(佐藤俊一)

 

■つゆ・梅雨・五月雨(さみだれ)・梅霖(ばいりん)

 ぬれてさみだれ ふられたきょうも 待ち人こぬか 雨のなか

 雨は止んでも 晴れ間は見えぬ 心さみだれ ぬれそぼる

 ぬれてじめじめ じめじめみじめ 気分ナメクジ しおたれて

 五月雨は つゆのことだと 知ってたけれど 梅霖ともいう つゆ知らず

 うちのカミさん 梅霖(バイリン)ギャルよ いつもふられる 雨おんな

 うちの娘も 梅霖ギャルよ ふたまたかけて ふられてる

 外はさみだれ 心も雨季よ 急かすメールに 気がめいる

 世は雨季よ 仕事終われば 憂世も浮世 心うきうき ハレがまし

 傘はなくとも ふられやしない いつもふるのは あたしから

 またもふられた 涙の雨も きっとハレルヤ~♪ 明日こそ

 やまぬさみだれ ほとほとながめ あきらめたころ 夏がくる

 

■都議会のセクハラ野次

 女性蔑視の 野次さん来たさン とぎかいとーちゅう 膝蹴りけッ!

 うめないのかと 野次さん来たさン 辞職の穴は うめますよ~

 最大会派の スカートの陰 隠れて女々しや 野次おやじ

 スカートに 火の粉が飛べば 薄情なもの ついに白状 野次おやじ

 つかまれる 尻尾隠して 野次馬之助 息をひそめて なに思う

 政治屋の風下にいた セクハラおヤジ 人の風上には置けぬ

 侘び寂びは 日本の心 心なければ 詫びても寂し ヤジおやじ

 

■蛙(かえる・かわず)は春の季語

 カエルもカワズも おんなじことよ 買えるが買わずは 別のこと

 カエルがカワズ カワズにカエル どっちにしても 同じこと

■逢いドル

 天の星 いまは地に降り ファンと握手 そのスターとは 逢いドルよ

 天の星 いまは地に降り 逢いドル名乗る ファンと握手で スターとよ

■三鷹・調布に雹(ひょう)が降る

 ヒョウの襲撃 受けたのみたか あたしチョウフで こおりつき

 

飲み会で 酒に酔ったは シアワセだけど やってきました シワヨセが

(だからワシヨセ 言うたのに~)

 

いま、小学館「WEBサライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題した連載を

毎月2回行っています。掲載は第一・第三木曜日です。ジョークサロン同人の作

品も「今様どどいつ・おまけのクスリ」という括りで掲載していますので、ぜひ

ご覧になってください。http://serai.jp/dodoitsu

 

 


5月「ジョークサロン」例会 作品 (佐藤俊一)

 

■こいのぼり異聞

うちの亭主は どこぞのコイに のぼせあがって 別の空

うちの亭主は たれにのぼせて 舞い上がるかよ 恋のぼり

へたれ下がった 目刺しみたよな 風のない日の こいのぼり

風まかせ あチラこチラに 目移りしても 身の丈ほどの 恋のぼり

 

■散歩の道で

うし蛙 たれを恋うてか ボウボウと鳴く 声を真似つつ うち帰る

救急車 鳴らすサイレン 焦った犬が ハモってうたうよ 遠吠えで

強風に 干したズボンが あおられ暴れ 逃げるTシャツ 蹴りまくり

ひよりみの 過去をいましめ 頑固なほどに 首をふらない 風見鶏

 

■日々雑感

テレビドラマの 役者をみれば やたら多いな にせ~もの(二世~!)

気をつけて 行ってきますよ 仕事の旅に 首に鈴つけ ヒモつきで

奥方に 腕で押されりゃ 暖簾になるさ 釘を打たれりゃ 糠になる

 

その気ないのに 売られたケンカ 納得いかぬが 買っちまう

その気ないのに 買ってたヒンシュク 返品したいが どうすりゃいい

 

おもてなしには うらを返せば おモテになります あなたでも

おもてなし ウラをかえせば おもてになるか いいえあなたじゃモテません

 

■落語の枕から

お月さま お日さまともに 早々とたち 雷さまだけ 夕立よ

 

■ダジャレがいいたくて

恋の火ダネが ぽつんと赤く 胸に点った いい日だね

 

人の夢とは 儚いものよ パンツぬいだら はかないぞ

 

 

4月「ジョークサロン」例会作品  どこの・ど・どいつ返歌球    佐藤俊一

――小学館のWEB「サライ」で〈どこの・ど・どいつ返歌球〉と題して連載を

行っています。毎月第一・第三木曜が更新日。この5月1日が16回目です。サ

ロンのお仲間の作品も載っていますので、どうぞのぞいて見てくださいませ。

 

端午の節句の「恋のぼり」

風が泳ぐや 皐月の空に 花よりたんごの こいのぼり

胸を躍らせ 五月のコイは 気まぐれ風に 身をまかす

気まぐれな 風になびいて 胸おどらせる 五月のコイは うわの空

真っ向風を 浮力に換えて 五月のコイは 空に舞う

皐月のコイに 追い風要らぬ 真っ向風受け 舞い上がる

人気稼業にゃ こいのぼりより うなぎのぼりが よく似合う

――なぜ「虹(にじ)」は生き物を意味する「虫」ヘンなのか。

江(かわ)に棲む コイという名の 巨大な龍が 天に昇って 「虹」となり

 

「惚(ほ)れる」=りっしんべん(心)に、したごころ勿れ

心がけてよ 下心勿(なか)れ それが惚れたってえ ことなのよ

こころヘンだよ 惚れたというは 勿れけっして したごころ

惚れる漢字にゃ 「心」がふたつ ふっと魔がさす こともある

惚れたなら 下心など 抱くこと勿れ だけど魔がさす 二心あり

「惚(ぼ)ける」=「ほれる」と同じ字なのはなぜか。

思い出せぬは 惚けよがひどい 忘れたいのか その所業

忘れるようじゃ 惚けよが強い 思ひだしたく ないだけよ

思い出せぬよ 惚けよが増した やがて忘れる 何もかも

ひとに惚(ほ)れるも ひとり惚(ぼ)けるも どっちにしても ほぼ同じ~

 

春~悲喜交々

またも咲かぬか うなだれ桜 花に試練の 春がゆく

今年の桜 いろはにほへと もはや散りぬる おわかれね

花の命は 短く過ぎて 鼻の悲劇は まだ長い

ついに桜の 花見ず終わり いまはヒノキの 鼻水期

杉がすぎたら 桧の舞台 鼻の悲劇は 二幕目に

紙ふぶき ならぬ花粉が 舞います晴れて ヒノキ舞台の かたき役

陽気ぽかぽか ぽかしちゃったよ 晴天はことを 仕損じる

おんなひとりを いけにえにして リケンをつなぐ いじましさ

蝶よ花よは 昔の夢よ ハナはたれるし チョウははる




3月例会 「どこの・ど・どいつ返歌球」 佐藤俊一

■世の【都々逸】見立ての返歌球

☆春の桜の隅田川:今は昔の物語

【佃育ちの 白魚(しらお)でさえも 花に浮かれて 隅田川】

隅田川 のぼる白魚 春告げ魚を 迎えてほころぶ 桜かな

春をはらんで 白魚の群れ 胡麻ぶち撒けたか 隅田川

白魚が 葵の紋を 頭上に掲げ 春つれてくる 隅田川

春をはらんだ 白魚の背に 葵の紋が 透ケルトン

しらうおの 葵の姫の 透ける衣裳に 土手の桜も 頬染める

桜草 可憐な紅を 白魚(しらお)に差せば 川面艶めく 春の色

透ける心も 隠さぬ白魚 春はおまえと さくらそう

陽に透ける しらうおの指 美しきかな 春はおまえと さ、くらそう

 

☆吉原遊郭:今は昔の物語

【日本から アリンス国は 遠からず】(=川柳)

日本から くるわ(郭)くるくる 近くて遠い 不思議の国の アリンスへ

くるわくるくる アリンスめがけ ♂な♂なの 客の波

おいらの姐さん 花魁(おいらん)が住む オイランダ国へ 行きたやな

憂き世忘れて 相対したい オイランダ国の お姫さま

行くは吉原 土手八丁よ 待ってる遣り手は 口八丁

ぬしさんが 好きでありんす 遊女にいわれ きょうも吉原 土手八丁

惚れコンだ おしろい狐に 入れ揚げ油 しぼられる身の 若旦那

何をくよくよ 見返り柳 カネの切れ目を みかねてか

道端の 草も化ければ 吉原の花 磨きぬかれて 華となる

咲いた花より けとばし桜 食べた馬力で 華愛でる

あんちくしょう けとばしたいほど にくかったけど うまかったから ゆるしましょ

冷やかしの 紙職人は 女郎からかい 茶化すだけだよ 野暮なやつ

 

【書いた起請も あてにはならぬ 筆に狸の毛が混じる】

おしろい狐が 書く起請文 筆にゃ狸の毛も混じる

 

【年季(ねん)があけたら お前のそばへ きっと行きます ことわりに】

年季(ねん)があけたら おまえのものよ いまは静かに 寝せとくれ

 

■今様どどいつ「おまけのクスリ」

雷門 大提灯も 神輿の前じゃ その身縮めて 畏まり

雷門 大風吹いたら 提灯引っ込む いたたまれずに 身をたたむ

花みるあたしは 咲かない身のうえ ひとり自棄酒 ふつつか酔い

咲いて散るのが 桜の花よ 咲かぬあたしは みれん花

青いリンゴを 地球とみれば 皮一枚か 大気圏(大キケン~)

四角い西瓜も ある世の中よ おまえの誠も きっとある

 

――今、WEB「サライ」(小学館)で「どこの・ど・どいつ返歌球」と題した連載を続けています。「ジョークサロン」のお仲間たちの都々逸も合わせて紹介しています。掲載は毎月2回、第一・第三の木曜日です。「サライの都々逸」で検索すると、ページが開きますので、ぜひのぞいてみてください。

 




2014年 2月例会作品  佐藤俊一

 

■大雪列島

冬の東京 雪かき競技 とうき(投棄)五輪だ ソチ向いてぽい

雪で混乱 列島停滞 足をとられて 手痛いわ

大雪で 猫のひたいの 庭の木折れた 寝てて木にせず 木がつかず

 

■ソチの冬季オリンピック

ソチ五輪 テロを警戒 あれこれ持ち込み 禁止の措置(そち)は ごりんじゅう

仕事も何も そっちのけだよ 国民こぞって 金ねダリスト

将棋でも 金は金しか 認めてくれぬ 歩でも金には なれるのに

舞姫の 金のメダルを はるかに超える 輝きを観た 氷上(表情)に

銀のメダルじゃ とんでもないヨナ 韓国民には 金だヨナ

記録より 記憶に残る 氷上の舞い 魅せた勝者は 真央だヨナ

ソチ五輪 開花おくれて フィナーレに咲く 和(なご)みの一輪 味なそち

四つだった輪に いちりんの“和”を 足してフィナーレ 粋なそち

 

■バレンタインデー

チョコっとだけの ギリも跡形 なしのつぶてよ バレンタイン

ギリもすたれば この世は闇よ 人情チョコっと あまくない

あまくないのが 流行りだけれど チョコっともなしは せちがらい 

なけりゃ寂しい もらってみれば ギリが重たい チョコレート

たとえギリでも もらって嬉し 人情酌んで 猪口なめる

今宵の酒は バレンタインの チョコを肴に 猪口なめる

 

■3月3日「ひな祭」

おひなさま なぜか去年と 違うよ顔が そうよ私は だいり妻

おひなさま 毎年違うね おだいりさまが だからもともと だいりなの

ひな祭 あられ肴(さかな)に 白酒吞んで 酔ってあられも ない宴

酔っぱらったよ 白酒吞んで 花木もゆるみ 桃ひらく

ひな人形 ヒがシの国の 江戸っ子たちにゃ 十二単(じゅうにひとえ)の シな人形

 

■時事

発言は 撤回すれば リセットなのか ホサないかんわ 首相補佐 (衛藤首相補佐官)

口はわざわい 転ぶよ舌で 国のわざわいの もと首相  (元首相の森サン)

都知事殿 雪で孤立の 奥多摩町民 そっちのけでも ソチに行く (枡添さん)

アンファー社 シャンプー使って 身ぎれいにしろ 所得隠しの アンフェアー

ようやっと 与野党ゆうわと 思えば国家 分裂危機だよ う~暗いな(ウクライナ)

 

■世の《都々逸》見立ての【返歌球】

《すぐに悪魔に なれそな夜に あなたあくまで 凡(なみ)の人》(自作)

【凡(なみ)の人でも 心のうちは そうよあくまと かみ・ひと・え!?



2014年 1月作品  佐藤俊一

 

■今様どどいつ<謹賀新年>ウマ年~!

 

【2013 いい歳だった もっと今年は いい歳よ】(いくつ!?

 

【年またぎ 元旦もなく 締切仕事 謹賀新年の 気がしんねー】

 

【年賀状 手抜きしてでも 出せればよろし 足抜きしたら それっきり】

 

【下駄の歯が 「ヘ」の字だったら 雪道つらい みんなお疲れ 「ヘ」と「ヘ」とよ】

 

【世間休みと わかって気抜け なぜかついでに 「ま」も抜けた】(まぬけ~!)

 

【ぬけちゃダメだよ ハもケもキもマも だけど「ミ」だけは ぬけてよし】(見抜け~!)

 

【何でもないよな 暮らしの日々に 宿る幸せ 知った春】

 

【ふりつもる 想いとけずに いつしか根雪 くどけぬままに 春遠し】

 

●2006年の経産相時代からのパー券を電力9社が抜け道購入だって。

【電力9社 けいさんづくは あまり(甘利)に明か パーティー券】

【パーティー券 電力9社の 抜け道買いは あまりといえば あまりです】

 

■世の名作〈都々逸〉見立ての【返歌球】

〈気のつかぬ ように残して あるとは知らず どこで抜いたか しつけ糸〉

【気がきかぬ ように育てた つもりはないに どこで抜けたか しつけ糸】

【しつけ糸 とうに抜け落ち ほころび目立つ 型もくずれた 熟年期】

 

〈冷めたお湯から あがれぬように 冷めた恋から 抜け出せぬ〉

【冷めた恋でも 抜け出りゃ外は もっと寒いと 知っている】

【夫婦仲 あまり熱けりゃ 火傷もするし 冷たすぎれば 風邪もひく】

(ぬるま湯くらいが ちょうどいい)

【ぬるま湯の 出るに出られぬ もどかしさゆえ ときに火傷も したくなる!?

【外で火傷を してみりゃわかる ぬるま湯ゆえの 安堵感】



佐藤俊一【どこの・ど・どいつ返歌球】<12月>

 

■世の名〈都々逸〉への【返歌球】

〈つとめする身は 田毎の月よ どこへ誠が 映るやら〉

【田毎の月も まことはひとつ 浮いた噂は めくらまし】

【浮いた噂の 田毎の月は まことを隠す めくらまし】

 

〈とっくに他人じゃ ないふたぁりを 世間が他人に させておく〉

【朝が明ければ 素知らぬ顔で 世間に帰る 一夜妻】

 

〈明けの鐘 ゴ~ンと鳴る頃 三日月型の 櫛が落ちてる 四畳半〉

【窓の外 しらじら明けて 口紅ひとつ 床に転がる 始発前】

【連れ込みの 宿の廊下に 慌てて化粧の 道具散らばる 始発どき】

【もう始発 電車出る頃 連れ込み宿の 床に落ちてる Tバック】(てへ・・)

【始発前 「先にいくね」の ルージュの伝言 眠い目で読む 明け烏】

 

■今様どどいつ「おまけのクスリ」

【プレゼント 配るかわりに 寒くて靴下 はいて帰った サンタさん】

【プレゼント 配るかわりに あたしのパンスト はいて帰った サンタクロース】

【頭から パンストかぶって 入ってきたのよ 今年のサンタは 寒がり屋!?】(強盗だろ)

【白を黒だと 師匠がいえば しらけ気分で 「はい(灰)」と言い】

【寒い夜は 馴染みの店の おかめのそばで てっとり早く 温まる】

【人生の 預命通帳 残高増えず 開きゃ数字が 減るばかり】

●裏が疚しい都知事の渡世

【「お・も・て・な・し」オリンピックは勝ったがこれで げんきんはつらつ ウラやまし】

【裏見っこなしで 忘れましょうよ 汚れちまった お・も・て・な・し】

【おもてなしだよ 都政のぎりは ちじにみだれで おもてざた】

【おもてむきには うらおもてなし うら見っこなしの 渡世です】

●幹事長

【弁慶の勧進帳では ない弁解の幹事長には まことなし】

【秘密法 市民の声に イラつき本音 宣いしばかな いしばかな】

●和食が世界文化遺産に

【わ~ショック 文化遺産の 和食だからと ダメよ食べ過ぎ いさん飲む】

●流行語【「じぇじぇじぇ!だね ウラがやましい 「お・も・て・な・し」には 暮の今でしょ 倍返し】

 




                                  【どこの・ど・どいつ返歌球】<11月>

 ■世の傑作《都々逸》への【返歌球】

《酒に酔うまで 男と女 トラになる頃 オスとメス》

【今宵こそ 獣になりたい 弱気のオスが 酔って眠れる トラになり】

【酔ってケモノに なってといわれ 気がつきゃ一匹 のけものに】

 

《何をくよくよ 川端やなぎ 水の流れを 見てくらす》

【何をくねくね 川端うなぎ たれが恋しと 身悶える】

【焼ける思いに 身こがすウナギ たれがこいしと もだえなく】

 

《梅にうぐいす あたしにあなた きょうもあしたも 春景色》

【梅にうぐいす 来ぬ寂しさを 知ってめじろが うめにくる】

 

《見送り見送り 女の意地が 無理に帰した 夜の雨》

【無理に帰した 女の意地を 悔やむ涙か 夜の雨】

 

《弦(いと)に乗らずば のせずにうたおう わしが独りの 恋の唄》

【独りひそかに 恋唄うたう 陰で弦(いと)弾く 人はなし】

 

《三味線枕に あなたとふたり バチのあたるまで 寝てみたい》

【二枚の舌で 口三味線を 鳴らしてくどく バチあたり】

 

《濡れるほどでは ない雨なれど 世間の人目に ひらく傘》

【その身濡れても あなたとわたし ひとつの傘は させぬ仲】

【ひとつの傘は させぬ仲でも さしつさされつ 雪見酒】

 

《世の中の 花は一度に 咲いたというに 数えて十日の 逢い不足》

【冬の候 花の多くは 散ったというに 咲いて十月(とつき)の 花に逢い】

 

《神にゃなれぬが 悪魔にゃすぐに なれそでわびしい わが心》

【すぐに悪魔に なれそな夜に あなたあくまで 凡(なみ)の人】

【神にゃなれぬし 悪魔もなれぬ 凡(なみ)の人です あくまでも】

 

■今様どどいつ:おまけのクスリ

【波(並み)の女に なっても君に 思い寄せては 返される】

【腹が立つなら 飲んで寝りゃいい 立ってた腹でも 横になる】

【車には のるならのむなが 常識だけど のせてのませる 口車】

【ほっとけないなら かみつけもっと でなきゃぶつぞと そういうた】(仏ないなら 神つけもっと でなきゃ仏像と 僧いうた)

【トナカイと うまが合わずに シカトをされて 馬橇に替えた サンタクロース】

【猪瀬知事 都民うらぎる げんきんなやつ ウラばっかりだよ お・も・て・な・し】




10月例会作品   佐藤俊一

 

●世にある《都々逸》見立ての【返歌球】

《抜いてあげたい おまえの口に 女殺しの 舌がある》

【抜いてあげよか あんたの口が 重ねた噓の 二枚舌】

【舌が二枚は いかさまやろう いかしたやつは 目が二枚】(二枚目~)

【二枚舌より 一枚多い 美食三昧 グルメした】

【グルメの舌は 美食三昧 傍のお茶めは 目が三枚】(三枚目~)

【蕎麦で合コン 二枚目食った 一枚上手の 三枚目】

 

《山にゃ伐る木は たくさんあれど 思い切る木は さらにない》

【森にゃ木々など 山ほどあれど 木になってるのは おまえの実(身)】

【森のあの娘は 木ばかり多い 林でうわき したらしい】(林の上は木~)

【森のあの娘は うわきものよと はやしたてても きにならぬ】

【森のあの娘は 木ばかり多い うわきものだが きだてよし】

 

《花に浮かれて 来る蝶々も 風が邪魔する 世の習い》

【月に酔い 花に浮かれて 踊った狸 セクハラつづみと たたかれた】

 

■母にかかる枕詞「たらちね(垂乳根)」の~

【垂乳根は 愛が豊かに 滴る根元(もと)よ だらちねー乳じゃ ないわいな】

【たらちねの 母の乳房を 子と奪い合う だらちねー父 あさましや】

 

■日常雑感

【食のフェアで おあづけ食った それだけ食って さあ帰ろ】

【定年後 不燃ゴミかと 分別したら いいえまだまだ 燃えるゴミ】

【色は思案の ほかとはいうが いつもシアンが 手にあまる】(パソコンのインクの話)

 

■ドラマ:半沢直樹の「倍返し」

【つま先の 小指ぶつけて 「倍返し」だと やつあたりする なお効いた】(直樹痛~!)

 

■みずほ銀行「反社会」勢力:融資問題

【「反社」に気がね 悪徳ほっとく ハンシャ神経 にぶかねぇ】

 

■台風で避難指示(ホントの話)

【亭主捨て 犬と避難の 奥方さまを 非難しません 支持します】




9月例会作品   佐藤俊一

 

●世にある《都々逸》見立ての【返歌球】

①《浮名たつみの 小窓をあけて 主の来るのを まつの風》

【浮名たち 主をまつ風 そよとも吹かず 浮足たつみが 情けなや】

②《浮名立ちゃ それも困るし 世間の人に 知らせないのも 惜しい仲》

 【浮名たち 困ったそぶりの 恥ずかし嬉し そんな思いも してみたや】

③《逢うて嬉しき 笑いの種が 朝はなみだの 種となる》

【泣きのなみだで さかれるふたり 別れゆう(夕)なら あさ(朝)ましや】

④《苦労するのが 高嶺の雪よ とげ(け)ぬ思いに 身をこがす》

【くろう(黒)するのは 海辺の娘 あいたいよう(愛・太陽)で 身をこがす】

⑤《ほんにおまえが 酒好きゆえに わたしゃ餅焼く 世話がない》

【焼いちゃいけない わかっちゃいるが ぷっとふくれた 餅を食う】

⑥《苦労するのは おまえの勝手 愚図を承知で 深くなり》

【愚図を承知で つい深情け 世間があんたを 責めるから】

【グズを承知の 情けの深み あんたわかった ただのクズ】

⑦《いくら惚れても 情死は嫌よ 死ねば腰から 下がない》

 【いくら惚れても 上司は嫌よ 次に待つのは ふくじょうし】(ん!?

●時事(みのもんた&竜巻)

【セクハラの いちなん去って 今度は二男 ごなん続きで みのおわり!?

【いちなん去って 今度は二男 ごなん続くも みのしなん!?

【テレビ界から 焼肉までも 人気のミノは ほうるもん】(ホルモン=放るもん)

【しかいふりょうの 大荒れ模様 ひなんしじあり みの危険】

――司会(視界)不良の 大荒れ模様 非難・支持(避難指示)あり み(身)の危険

【運と不運の 爪痕無惨 背中あわせの 竜巻禍】

【竜巻禍 ウラとオモテじゃ 天地の違い 運と不運が かみひとえ】

【欲しいのは 割れんばかりの 拍手の嵐 キスも降ってよ 雨あられ】(雷雨はカンベン)

●秋・雑感

【こいといわれて 行く手はけわし あいたい思いは やまやまよ】

【あいにこい あいたい思いは やまやまなれど こいの行く手にゃ うそのかわ】

【うそのかわだよ うわさのこいは 尾ヒレなしでは およげない】

【心ゆさぶる 風にもたえて 誰をまつやら 浜の松】

【心ゆさぶる 風にもたえて かれしまつかよ 磯の松】(枯れ死待つ!?)

【こぶとりの 肉を落とすと 勢い込んで 腹をすかせて また太り】

【落ちぬ勢い こぶトリの肉 見栄をはりたや 夏痩せと】

【秋ふけて 芋もふけたし おまえもふけた やがてふけるか 世にあきて】




8月例会作品 佐藤俊一 do do it‘s

 

■夏模様

【ゴロツキの 雷さんに 脅されたのか 空が今にも 泣き出しそ】

【しがみついたは カミナリ怖さ ハレて夫婦(めおと)に なりました】

【やはり破落戸(ごろつき) カミナリさんは 光りもの見せ 人おどす】

【雷は やたら暴れる ゴロツキだけど あとはからりと 気性(気象)よし】

【破落戸が いいな妻(稲妻)娶とって 光りをみたと 気性(気象)変わって ハレがまし】

【蝉しぐれ 背中の皮を あぶられるよに 追われ急かされ 夏がゆく】

【後ろ姿の しグレて鳴くか やがて切ない セミ・コロン】

【夏の炎暑に 焙られ焼かれ どこかやけくそ 蝉しぐれ】

【ウツクシヨーシ ウツクシヨーシ 姫を称える 法師(奉仕)蝉】

――秋の法師蝉ツクツクボーシも鳴きだしたけれど、その声を平安の姫君たちは「美し良-し、美し容姿」と、自分をほめたたえていると聞いていたんだと。

【夏の密会 風鈴の音が ふりんふりんと 心地よし】

【知るや風鈴 ふたりの仲を ふりんふりんと 囃し立て】

【夏の熱闘 球児が去って 熱気残るも 秋ざんしょ】

 

■時事

【世界水泳 瀬戸際立った 金にダイヤ(大也)が 輝いた】

【金に輝き 瀬戸きわだった ダイヤ(大也)きらめく 世界一】

【清水の 舞台は続く 400年の 歴史に今を 根継ぎして】

 

■世に知られている《都々逸》見立ての【返歌球】

《いくら惚れても 情死は嫌よ 死ねば腰から 下がない》

【いくら惚れても 幽霊じゃ嫌 お足なければ 世は闇よ】

 

《言えばよかった ただ好きですと 飲んでくやしさ 升の酒》

【言わずよかった 好きですなんて 醒めておぞ気が 升の酒】

 

《逢えば花火に なりそなふたり こらえこらえて まだ他人》

【こらえきれずに 打ち明け花火 開くを見ずに つゆと消え】

【いまもふたりは 清らかなまま アカの他人に なりました】

 

《雪の化粧を さらりとやめて 素肌自慢の 夏の富士》

【夏のさなかも 慎み忘れず 雲のベールで 顔隠す】(から不二の山なのに)

【うかうかと 素肌あらわに 立ちつくしてる すっぴんの富士 気恥ずかし】

【雲のベールも つい脱ぎ捨てて 慎み忘れる 暑さかな】

 

《お酒は飲みたい 酒屋は遠い 買いにゃ行けるが 銭がない》

【せめて逢いたや 心は遠い 傍にゃ行けるが 知らぬ人】

 

 



7月例会作品 佐藤俊一 do do it’s

 

●世に知られている《都々逸》見立ての【返歌球】

☆《丸い玉子も 切りよで四角 ものも言いよで 角が立つ》

【つぶれた豆腐も 調理の仕方 ものも言いよで 顔が立つ】

 

☆《あついあついと 思っていても 三月もせぬうち あきがくる》

【あついうちこそ ゆかいな時間(とき)も あきがきてみりゃ じきふゆかい】

 

☆《可愛いお方に 謎かけられて 解かざなるまい 繻子(しゅす)の帯》

【帯解かせ 「もっと」というは りふじん過ぎよ 肉の襦袢は とけやせぬ】

(とけて痩せりゃ、どんなにいいか!?

 

☆《色が黒うて 惚れ手がなけりゃ 山のカラスは 後家ばかり》

【酒に弱いと 泣くこたないよ 池のカエルは ゲコ(下戸)ばかり】

【池のカエルは 下戸ばかりだよ たまに酒呑みゃ げ~ろげろ】(わ、汚な!)

 

☆《おろす山葵と 恋路の意見 きけばきくほど 涙出る》

【おろす貯金と 勝負のパンツ 肝心なときは はい(っ)てない】

 

☆《ガキの頃から イロハを習い ハの字忘れて イロばかり》

【ひとしきり 筆をにぎって 手取り足取り 「あ・い」から始まる習い事】

(阿・以・宇・衣・於~)

【いろはのイロに 迷いし過去も いまは忘れて あいうえよ】

【「あいうえお」から 「お」さらばあたえ「よ」 世界を救う あいうえよ】

【あいうえお なかま「に」くみて 「お」さらばしたら いまの世界は あいにうえ】

【愛はうえ(飢え)です だから愛した 愛に上下は ないものを】

 

☆《ひぐらしが 鳴けば来る秋 わたしは今日で 三晩泣くのに 来ない人》

【ひぐらしが 鳴けば来る秋 そのひぐらしじゃ あきたらないと 泣く私】

 

●夏本番の気象ヘン

【入りはカラツユ 途中は豪雨 もはや明けたと つゆ知らず】

【空高く 泳ぐイワシか ウロコのような 雲が秋だと サバをよむ】

――イワシ雲(=ウロコ雲、サバ雲)

 

【待ちに待った日 ぬかよろこびか 待ち人こぬか 雨のなか】

 

●蝉

【夏が来たのに おとなしの蝉 やっと初鳴き ホットなり】

【セミの初鳴き 春から夏へ 移る季節の セミコロン】

 

●蝉じゃないけど・・。

【すいたすいたと こがれて泣いて ふくれて泣き止む 腹の虫】

 

●捕鯨裁判

【調査捕鯨に 目くじら立てて 食の文化に ほえーる(whale)か】

 

●七夕の日に

【むしのいい 願いしるして たなぼた祈る 笹の葉さらさら 聞く気なし】

――なお、北海道の七夕はひと月遅れの8月。かつ、竹がないので柳を使います。

【むしのいい 願いたくして たなぼた祈る 柳は風と 受け流す】

【想いのタケを ヤナギにたくし 願うたなぼた まつりかな】

【北の七夕 想いのタケを かたく(仮託)するのよ 柳腰】

 

●世相昨今

【何をするにも すべてのもとで さきだつものは カネと親】

【親とカネ すべてのもとで さきだつものを めぐり世間は さっきだつ】

 

 

 

6月例会作品 佐藤俊一 do do it’s

●世に知られている名作《都々逸》の見立ての【返歌球】

☆《やつれしゃんした三日月さまは それもそのはず やみあがり》

【やみあがり むやみに食うがやみつきになり かげん(下弦)知らずで満月に】

【満ち足りて むやみに太るの かげん(下弦)なさいと じょうけん(上弦)つけられ 痩せました】

 

☆《色で身を売る西瓜でさえも 中にや苦労の種がある》

【酸いか(西瓜)甘いか うつつに苦労の種がありゃこそ 夢をみる】

【何の苦労も種なし西瓜 それじゃ夢さえみられまい】

 

☆《ついておいでよ この提灯に けしてくろうは させやせぬ》

【ついてゆきます あなたの背中(せな)に ひたとはなれず 背後霊】

【飲み食いも つけっぱなしか 提灯持ちめ これじゃお先は真っ暗よ】

 

☆《戀という字を分析すれば 糸し糸しと言う心》

【恋という字を分析すれば 亦(また)くりかえす下心】

 

☆《泣かざなるまい 野に棲む蛙 みずにあわずに いられよか》

【みずにあわずに いられず泣いた 今じゃあっても みずかえる】

 

☆《櫻という字を分析すれば にかいの女がきにかかる》

【にかいの女 きもち離れりゃ 嬰児(字)残して姿消し】(櫻-木=嬰)

――旧字の「櫻」も今は新字の「桜」に。

【いつも気(木)がかり 花なら桜 ひとっツ下の 女のコ】

 

☆《添うて苦労は覚悟だけれど 添わぬ前からこの苦労》

【覚悟で添うたが 苦労はへらず 増えたはあんたの へらず口】

 

☆《下手な剣術 のろまの夜這い いつもしないで叩かれる》

【いつもしたから 責められるのは ダメな上司と 味音痴】

 

☆《夕べ玉子をつぶした報い きみをかえせと鶏がなく》

【きみをかえせと なく母鶏をあわせましたよ 親子丼】

【きみをかえせと なく母鶏もいただきました 親子丼】

 

《真の闇でも迷わぬ私 何故に貴方に迷うやら》

【真の闇でも迷わぬあなた 何故に色にはすぐ迷う】

 

●悪魔と睡魔

【悪魔の笛で飽くまで踊り 睡魔が来たりて舟を漕ぐ】(子供)

【悪魔が来たりて笛を吹けども 踊ってられない ヒマがない】(働き盛り)

【悪魔の笛でも踊れやしないが 睡魔の助けで舟漕げる】(高齢世代)

 

●梅雨(つゆ)どきの人生模様

【梅雨どきの ふったふられた ほれたはれたにゃ 傘はあっても役立たず】

 

【梅雨の候 じっとり濡れるの うっとうしいが しっぽり濡れりゃ 気はハレる】

 

【雨にふられて ぬれるの飽きた ふられずぬれたい てんき(転機)待ち】

 

【つゆの晴れ間の ほれたはれたで またぞろ濡れる あまがえる】

【つゆの晴れ間に 濡れ場があって 露の干ぬ間に あま(尼)かえる】

 

【あたしが火でも あなたは水ね 想いをみずに 流すだけ】

 

【酒で話に花咲くうちに ふたりさけない仲になり】

【誰もさけない ふたりのはずが あまい誘惑 さけかねる】(酒か寝る!?

 

【万馬券 夢がかないて しがない亭主 かないに内緒が おっかない】

 

【母親似ねと 言われてきたに 鏡のなかで 亡父(ちち)と会い】

 

【あたしかまとと? なんにも知らぬ ととがかまってくれぬから】

 

【粋なお方と いわれてその気 さんざ貢いで いきだおれ】(「粋だオレ!」)

 

【落し物だと 気づいてあわて 探しに戻って 肩落とす】

 

【同乗禁止 なさけにのまれ のっちゃ危ない 口車】

 

【日本のカラスが国際結婚 クロウ(Crow)をともにするつもり】

【黒い鴉が外国暮らし 山のクロウが待っていた】

 

【どこで鳴ってる携帯でんわ いつもでんわと あきれられ】

【音はすれども姿は見えず どこで鳴ってる でられんわ】



5月例会作品 佐藤俊一 do do it’s

●男と女

【俺とお前を足してみたのに なぜか答えは にてはない】(1+1=2なのに)

【惚れた欲目で あばたもえくぼ あたしの人生 ひいき算】(贔屓~)

【アンタにかけて わりない仲に なのにわり食うことばかり】

【アタシあなたにかけてみたけど 欠けてばかりじゃ わりきれぬ】

【ねたみやっかみ ふくらむ噂 尾ヒレつきます コイだもの】

【人妻の対の漢字は「他夫(ひとづま)」なのよ タフでなければ男じゃない】

【人妻の対の漢字が「人夫」だったら 嬰児(ややこ)がシーする ややこしい】

【お酒呑まなきゃ のれないあなた のせたお方を ついのろう】

【お酒呑まなきゃ のれないくせに のり間違いが 悪いくせ】

――あ、カラオケの話ですよ、念のため。

●《松という字は 木偏に公よ 公が離れりゃ木が残る》の見立て返歌球。

【公(きみ)を気(木)にかけ マツでいたくて 木のみきのまま立ちつくす】

【公と離れて 木のみきのまま まつはつらいよ 気が滅入る】

【まつたかいあり 戻ってきたが 面影いずこ 公(きみ)いずこ】

【立姿すらりとしてた美貌の「公」が 横にずぶとい「ハム」になり】

●老舗の蕎麦店の新メニューから:「おそばめ」お酒2合付き

【酔ってください あなたのおそばめ(妾)2合(号)のなさけがついてます】

【ゴルフ好きなら 人気のそばは むろん打ち立て「ピンそば」だ】

【あなたのソバはひきたて命 打ったそばからゴマをする】(ひきたてゴマそば)

【ソバにつききり ひきたてたけど 腰が浮つき ただ手打ち】(接待ゴルフそば)

(※上2句は同人・平井幸雄さんの「ヒライワールド」を都々逸に詠みました)

《時事》

●鎌倉は世界遺産登録ならずで:平方根√5(ふじさんろくおうむなく)

【世界遺産に はずれた鎌倉 富士東麓(登録)で オウと泣く】

【事(古都)敗れたり お先かまっくら 苦い思いで いさん過多】

●火星移住の片道ロケットに応募者殺到

【人の世は生から死への片道切符 星(スター)になるのだ火星の地(貸せ命)】

【火星の地 貸せーと言っても 買いたく(開拓)なってもお断り】(火星人①)

【今はまだまだ貸せーないけど 開拓(買いたく)なったら応相談】(火星人②)

●原発「もんじゅ」無期限停止

【ほどけないのよ もんじゅの知恵の輪 何人よっても ほとけない】

【もんじゅは菩薩 釈迦が師匠よ おシャカ目指すが 弟子の道】

【もんじゅの知恵は ほっとけの道 ボサツとしてれば おシャカだよ】

【ボサツとしてたら おシャカになれる それがもんじゅの知恵かもね】

●ハシモト発言

【維新の会 すくって(巣食って)くれてたハシモトさんに今度はアシモトすくわれる】【とうしゅ(党首・投手)なら 指はもとより 口のすべりにロージンバッグが必要だ】【イシン損ねる口のすべりを止めるロージンバックなし】(バックが暴走ロージンか)

●猪瀬直樹東京都知事のオリンピック招致発言が物議呼ぶ

【ちじに乱れて 発言撤回 それでいいのせ いのせちじ】

●インドで強姦殺人続く

【聖の瞑想 げだつの道よ 性の迷走 下のげーだッ】

●少子化対策に「女性手帳」の愚

【少子化の助成にならぬ女性手帳を!? 笑止恒例ボケ社会】

●国民栄誉賞授与の安倍首相の背番号96の意味は

【96条改正決意 クンロク入れた 安倍首相】

【憲法改正 96(きゅうむ)に掲げ クンロク入れた 96代】

――ヤクザ用語で「クンロクを入れる」は脅していうことを聞かせることだそうで。

●国民栄誉賞:松井秀喜の背番号55を受け継いだ巨人:太田も今年は!

【マツイ継ぐはず 未完の大器 いまだ待機じゃ マヅイでしょ】

●日本の高校生が100m10秒01のボルト超えへ

【キミの走りは ヒューマン・ボルト 地上に降りた 最速男子♪】

●鳥のお話

【いまが子育て ヤンバルクイナ 繁殖期だよ さあくいな】絶滅危惧種

【いまが我慢だ がんばれ食うな 半食期だろ もうくうな】説明危惧種

【年増好みはシジュウカラだよ ロリコンおやじはジュウシマツ】

【若いツバメと有閑マダム 年増のソバメ(妾)に勇敢アダム】

●閑話休題

【ゴマは擂るのも焚くのもいいが 貸しにくるヤツ ろくでなし】(ごま貸しにくる)

【接待ゴルフは何でもありよ ボールつまんで 放る「いいわン」】

【ハンドルにTバックパンツはかせてみれば 輝くベンツのエンブレム】(これがホントのスリーポインテッドスター「メルセデスパンツ」)

【中高年の早口言葉 「きゃりーぱみゅぱみゅ」いえません】

 




4月例会作品 佐藤俊一 do do it’s

 

●4月1日(♪四月バカよね おバカさんよね)

【疑惑浮上で 夫めの姿に しばしとどめを 四月バカ】

【つま(爪・妻)さきだって つまづいたけど おっとどっこい たちなおり】

【つまらんことを いうなとつまに おっとといこいと つまはじき】

●平成になって、ずっと不漁だったマイワシが豊漁に。

【イワシてよ 下等な魚と貶められて だからふりょうになったのよ】

【まあイワシ よくぞもどった そのわけ聞けば ずっとふりょうじゃ くいのこす】

【ふりょう時代をくいあらためた いいえまだまだくいたりん】

【弱し賎しと いじめてきたが くいあらためると いわします】(鰯増す~)

●英国マーガレット・サッチャー氏逝く

【鉄の女も 勤続疲労 神のもとへと 去っちゃーった】

●北のしゅりょう(首領:酒量)

【記念日に「北の家族」で しゅりょうが進み あたりかまわずクダをまき】

【しゅりょう行き過ぎ てきりょう超えたら 危急信号 酩酊メーデー】

【協定むしだん ムスダン撃つぞ ノドンテポドン(喉に鉄砲ドン)突きつける】

【北はミサイル 追加で配置 ♪スカッドさわがし効果こりあん】

【自制しましょう 時勢を読んで 詠みたくないから 辞世の句】

【持つ持たぬ 彼我の比較が 不幸のもとよ みんな非核化 幸のもと】

【かくもモテるは 幸せだけど 核は持たぬが 幸せよ】

●地震をミサイル発射と誤送信した国交省職員

【地震あったが 自信はなくした やせる思いの誤そうしん】

●佐渡のトキが子育て失敗。

【恋に走って 家庭を放棄 トキの女房は いくじなし】

【トキの亭主は 健気に子育て メスに遭ったら うちのめす】(いいえ、よそのメス)

●東北縦貫線:上野は終着ターミナル駅から途中駅へ。

【夢とちゅう しゅうちゃく捨てた 北の心の かたみなる駅 ああ上野】

●認知症の女性から弁護士が遺産5億円を贈与されたのは「無効!」の判決。

【認知症につけ込みネコババ ごうおく過ぎるよ 自己だけ弁護にんちくしょう】

【後足で砂かけジジイが 5億ネコババ 知らぬがほっとけぬ こんちくしょう】

●福島原発の変圧器にまたネズミ侵入で冷却停止。

【またネズミ! れいきゃく期間に たいへんあつき心で近づく ストーカー】

●開業25周年の瀬戸大橋に亀裂

【瀬戸の大橋 金属疲労 昔の夢の欠け端よ】

●原発事故の放射能禍でクマ肉出荷制限続く。クマったやベア~

【マタギ伝統 クマ肉料理も セシウム被害で ねこマタギ】

●桃の節句はとうに終わったけれど。電車のなかは、

【春の陽気に 花木(気)もゆるむ ちらりほらりとモモ開く】

【ハナミズキ 花が咲くのは 四月も末よ いまはヒノキの鼻水期】

●外はしとしと春の雨。爆弾低気圧は!?

【指名手配の バクダンって彼奴(きゃつ)は どこに潜んだ 春の雨】

●ダイレクトメールは配達せず勝手に処分の郵便局員

【郵便の はいたつはらたつ 燃やして処分 仕事に燃えず 処分され】

【どうせゴミだと配達やめた エゴだけれどもエコかもね】

【欲しくないのだ いれとくめーる 森の木がへる 気がめいる】

●国民栄誉賞

【野茂が搗き イチローこねし 大リーグ餅 先に喰うのは ゴジラです】

【栄誉賞 ときの総理が あげるものだよ 安倍さん好きに 決めて「えーよ」】






3月例会作品 佐藤俊一 do  do  it’s

●春景色

【花は満開 ほろ酔い気分 しなだれ桜に やにさがる】

【花の重みで 枝垂れる桜 わたし花粉で はな垂れる】

【花はまんかい 酒のまんかい なにが気(木)になる ひまんかい?

【花粉症 杉の木のせい 知らずにいたら ただの気のせい don’t  worry

【花粉症 知らなかったら 気のせいだけど 知って発症 木のせいだ】

【不振不調は花粉のせいよ すべて転嫁のてんかふん】(漢字は「天花粉」なのか!)

【杉の花粉に pm2・5 とんでもないもの とんではる】(とんでもない春だわ)

【杉が過ぎても ヒノキの舞台 はなの悲劇は まだ続く】(は~くしょん!)

【モヤと黄砂で 景色がかすむ かすみとれたら 春が済み】

【春のさきぶれ 気(黄)になる堤 咲いた菜の花 なんの花】

【春のさきぶれ菜の花つげる 土手が黄色にナッタネー】(菜種じゃなく、からし菜か)

【お尻青くて クチバシ黄色 巣立ちの前の 青い鳥】(推定年齢:青二才)

【忠義一途よ 上司の前じゃ ネコをかぶって イヌになる】

【恋をした頃 かぶったネコが いまじゃ大きな トラになり】

【寒のもどりで 引っ込む春に 腹は出もどり 引っ込まず】

【寒のもどりが こたえる身にも 明日の人生 こたえなし】

【寒のもどりの ひとり寝の夜に 手酌さみしい 燗冷まし】

●春:今昔

【春はめぐりて 来し方思う わが世の春は まだはるか】(と思ってた昔)

【春はめぐれど 腰肩重い わが身のハリに また貼るか】(これが今)

【寝顔見たいと 口説いたくせに 今じゃイビキで 寝られない】

【寝かせないぞと 口説かれたけど ホントいびきで 寝られない】

●飼ってたイノシシが遁走(岐阜)

【山を目指して イノシシとんずら 車に猪突 もうしんだ!?

●燃える氷:メタンハイドレートが日本近海に100年分の朗報。

【海底に冷製沈着 燃える氷が 明日の希望の 灯をともす】

ギャル語なら【海の底には めたんがめたんこ あってめたんこ あうれしす】

●サッカー

【世界をまたに ピッチをかける 香川真司の マンU記】

【いにしえのケルトの国で 香川のファンは しんじけるとを 待っている】



2月例会 作品 (佐藤俊一 do do it’s

 

【太陽さんさん ごごの散歩に 犬とシツジの 群れが行く】

【ヒツジじゃないが お犬にひかれ 歩くわたしは シツジかい!?

【夏の挨拶しょうちゅう(焼酎)見舞い、冬はかんちゅう(缶酎)見舞いです】

【きょうの夕飯 寒サバ主役 久しぶりだね サバ威張る】(そ、サバイバル)

【肩が痛くて 膏薬貼った これが今年のハル一番】

【首をネちがえ ネをあげてたら 平均株価も ネをあげた】

●球春近し【目指せ一流 日ハム大谷 打者と投手の 二刀流】

【二刀を追うもの 一刀も得ず なんてことだと 二兎流だ】

【二刀流から「かたな」が欠けりゃ 一流かたなし ただ二流】

【ホシュでトウシュの あべしんぞう氏 流派は自民いっとう流】

●柔道界や学校の体罰・いじめ問題

【地獄の沙汰も金(かね)しだいなら 暴力沙汰は金しだい】いいえ、

【地獄の沙汰は金(かね)しだいでも 暴力沙汰はきんし(禁止)だい】

【きっとドイツは 言ってるだろね 日本柔道 ヤーパン人】

【貼れば鎮まる 暴言暴力 スポーツマン湿布 新発売】

【ほどのよいのは ハラ八分だが ほどを知らない ムラ八分】

●天然記念物、佐渡の放鳥トキがタヌキに食べられた。

【ホウチョウ1本 手にとり食べた タヌキ満腹 トキめいた~♥】

●英国の駐車場から出た500年前の遺骨は国王リチャード3世。

【リチャード3世 500年後の 王宮の名は チュウシャ城】

●沖縄:オスプレイから兵士の水のボトルが民間地に落下。

【オスプレイ 配備の是非の 水かけ論に 兵士思わず 水かけろー】

●烏賊も空を飛ぶ(北海道大学)

【イカは料理も 飛ぶものうまい イカ天・空揚げ・イカフライ】

●「白い恋人」訴訟。「面白い恋人」が名前そのまま、パッケージを変えることで和解。(ふたりはわか~い♪)

【「面白い恋人」たちが 顔だけ整形 きっと面白半分だ】

●ロシアで隕石落下の一大事。映画『アルマゲドン』の現実版。

【いんせきらっかで いちだいじんの いんせきじにんは あるまげどん】

【地球最後の 晩さん会は メシヤがつくる アルマゲ丼】





         アイ・マイ都々逸



  2013年1月例会作品

●大晦日。

【一夜(ひとよ)明けたら一年(ひととせ)往った あの夜(世)とこの夜(世)は ひとつづき】

●元旦

【とうにタバコは やめてたけれど 蛇~住もうかぁの meの年】

●寒い~。

【あやまちも 一℃だけなら許してあげる♪ 天気予報のお姐さん】

●独り言

【心せまいが ひたいは広い きもは細いが 腹太い】(って、誰のことよ!)

●講談社『ヤングマガジン』のアイドル“手ぶら”写真が問題に。

【いつの時代も 手ぶらはダメよ ちゃんと手土産 持たないと】

【今も昔も 手ぶらは不作法 土産持って(手)が 常識よ】

(え、そういう問題じゃない!?

【「手ぶら」の子だって 気づいているさ あ~ブラか!たブラか されたのか】

――というわけで、

【アブラカダブラの 呪文は古い 「あ~ブラか手ブラ」が いま流行り】

●昭和は遠く――。

【巨人大鵬 歴史に昇華 玉子焼きだけ 胃で消化】(いいでしょうか?)

●年末の選挙、そして柔道金メダリストの不埒

【違憲それとも 合憲ですか 票の格差に ケンケンゴウゴウ】喧喧囂囂

【和姦それとも 強姦ですか 金の寝技に カンカンガクガク】侃侃諤諤

【金メダル 首にかけてた 勝者が裏で ルール破りに 首かけた】

【さすが五輪の 金メダリスト 寝技得意で 夜も金】(というわけにはいかず)

【夜の寝技は 禁じ手だらけ 何をしたやら ワカンない】

【涙ながらに ワカンの正義 かざす心根 イワカンが】(「しつじつごうけん」

ならぬ「じっしつごうかん」)

●アイライン

【とくに今宵は 念入りに引く アイ(愛・目)の印よ アイライン】

【小さい目には 目印なのよ なくちゃならない アイライン】  

【かなり濃い目の タヌキの顔で「手ぬきはダメよ」と にらまれた】

(いやいや、そんな嬉しい経験はございませんが)

【ひいたタヌキが ひかずに手ヌキ そんな日もくる アイライン】

●暦(ひめくり)

【スカートはかせて毎日めくる「スカートひめくり」可憐だ~!?】(枯れンだ~!?

(そんなカレンダーつくったら受けませんか)